2月27日山田町船越小学校で、盛岡を拠点に活動するNPO法人未来図書館さん主催による「わくわくタイムマシーン」が開催されました。
このプログラムは、「昔の暮らしのお話を地域の方々から伺い、物や人を大切にすることの尊さや昔の人の知恵や工夫を感じ、グループの仲間と協力し合う楽しさと大切さを体験する。自分が毎日を気持ちよく暮らしていくために、物や人、自分の周りについて考えて行く。子供たち一人一人が環境を考えるうえで、大切である広い視野と思いやりの心を育むきっかけとなることを目指す。」として活用されている企画です。
この日のプログラムには、船越小学校の3年生児童25人と先生方が参加されました。
この日の社会人講師の方々は、
災害伝承語り部の佐藤さん、山田町の中村さん、田老さん、昆野さん、
盛岡に住んでいる藤原さんと未来図書館理事長古澤さんの5名でした。
加えて、インターンとして協力に入っている大学生3名と
本プログラム開催のため、尽力下さった山田町議会議員田老さんもお見えになりました。
プログラムは、5つのブースに分かれて、交流20分間×2回の構成で行われました。
講師の方々は、昔の話として、
戦争の話、昔の津波の話、昔の道具の話、友達・同級生の話、子供だった頃の手伝いの話、昔の勉強の話、昔あったが今はなくなったモノの話(お祭り、曳舟、スルメいか、海で泳いだこと)等々、写真を見せながら伝えていました。
講師の中には、子供と同じ目線で話すように床に座り、車座になって話をする方もいらっしゃり、小学生たちは、首に下げた画板に講師の話をメモしながら、熱心に聞いていました。
子供達は皆一様に目をキラキラ輝かせ、見たこともない道具に興味を持ち、
聞いたこともない話に耳を傾け、人生の先輩方と交流をしていました。
船越小学校の先生方もこうした世代間交流の機会が設けられたことは、素晴らしかったと
次回開催を望んでいると、未来図書館担当者にお話していらっしゃいました。
※この事業は、復興庁被災者支援コーディネート事業の一環として行われたものです。
いわて連携復興センターコーディネーターが、未来図書館さんと山田町船越小学校さんとをおつなぎし、また、山田町で活動されている社会人の方々への呼びかけも致しました。