■ 企画趣旨
福島第一原発から北に40kmに位置する福島県相馬市は、事故後、避難指示区域には指定されなかったものの、主要産業である漁業は操業制限を受け、人々は経済面の制約が大きい中での生活を余儀なくされています。こうした中、地域の産業構造や、子どもたちが描く将来像が、大きく変わりつつあります。
復興支援センターMIRAIの押田一秀氏は、震災後の相馬市で、朝市や音楽イベントなどを通じたコミュニティ支援事業のかたわら、2014年から市内の事業者の実態調査を始めました。これまでに1000人を超えるボランティアの協力を得て、市内をくまなく歩き、事業所の数や営業の有無、事業内容、震災前後での経営状態の変化などについてヒアリングを重ねました。その成果をまとめたデータブック「相馬INDEX 2018」からは、一般的なイメージとは大きく異なる、相馬の産業の「いま」が見えてきています。
地域の人々が誇りをもち、子どもたちの将来につながる相馬市の「これからの産業」を生み出していくために、これらのデータをどのように活用していくか。復興支援センターMIRAIの取組から、沿岸地域でのデータ活用と、地域産業のこれからの道筋について考えます。
■ こんな方にオススメ
- オープンデータの活用による地域づくりに関心のある方
- 東北の地域産業の変化やこれからのあり方に関心のある方
- 産業振興に向けたデータの加工や活用を支援したい方
- 東北との新しいかかわり方に関心のある方
- その他、本イベントに関心のある方 等
■ 登壇者
押田一秀氏(復興支援センターMIRAI 所長)
震災直後からアーティストのパフォーマンスを通じたコミュニティ支援活動を開始。東北各地で活動する中で、福島県相双エリアは復興への道程が困難と感じ、相馬市に腰を据えて支援活動に取り組む。2011年7月に設立した「相馬はらがま朝市」では60名を超える雇用創出に成功。2012年3月には、地域住民の心の拠り所となる復興レストラン「報徳庵」をオープン。同年8月には、復興関連事業の企画制作や産業創出のサポート施設「復興支援センターMIRAI」を設立。地元に密着すると同時に“よそ者”の観点を重視したニーズ/シーズの見極めを行い、地域産業育成やNPO団体と行政の連携強化に尽力する。
[関連地域] 福島県相馬市
[参加費] 無料
[場所] BRIDGE(東京都江東区木場1-1-1 フジクラ東京R&Dセンター7階)
[日時] 2019年6月20日(木)19:00-21:00(開場18:30)
[主催] 復興庁
[WEB] fwtohoku.com
お申し込み・詳細
下記URLよりお申し込みください。
http://bit.ly/2R7mZJQ
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