HOME > コミュニティ関係 > 第42回 いわて内陸避難者支援ネットワーク会議を開催しました。

コミュニティ関係

この「いわて内陸避難者支援ネットワーク会議」は、2011年の東日本大震災で岩手県沿岸部や宮城・福島から岩手県内陸部に避難された方々を支援する支援機関・団体らの市町村を超えた情報共有の場として、2012年10月から開催しています。
新型コロナウイルス感染症が蔓延しても、当たり前ですが、被災者が置かれる状況、課題は解決しません。
コロナ禍においても、引き続き支援者同士が横のつながりを持って活動できるよう、オンラインと会場のハイブリット開催や消毒などの感染症対策をしながら継続して開催しています。

今回第42回は、R4年度に入り各団体の体制変化や活動状況を共有しました。
震災から11年経ち、被災者の置かれる状況も変化してきました。
被災3県で一番最後に入居がスタートした災害公営住宅である南青山アパート(99戸・盛岡市)では、一般募集が始まりました。入居はこれからですが、被災された方と一般入居の方が同じ自治会に入ることになります。

社協の生活支援相談員は、内陸部はR3年度で北上市と一関市が終了し、花巻市のみでの実施となりました。
被災者支援から平時施策へどのように移行していけるのか?そのアプローチについての関心も高いです。

さらに、何年も定期的に集まっているメンバーで互いの活動や役割をわかっているからこそ、
「市町村圏を超えた広域避難が出る大規模災害では、受入れ側でどう対応するのかが大事。東日本大震災を経験した岩手・東北だからこそ次の災害に教訓としてつなげないといけない。」との視点でも活発な情報・意見交換が繰り広げられていました。