10月29日(日)、陸前高田市の今泉団地(災害公営住宅/市営:2棟61戸整備)で消防訓練が行われ、子どもから大人まで36世帯42名が参加しました。
自治会が主催し、住民総参加型かつ実用的な内容を盛り込んだ訓練は今年で3年目。役員会や防災訓練担当チームでの話合いを重ねて内容の企画検討を進め開催となりました。
当日は、火災を想定した避難訓練(発煙・非常ベル鳴動から初期消火、119番通報、避難誘導、避難集合場所での点呼)の後、水消火器・救助担架の使い方・防災リュックの3種の体験訓練を行いました。
終了後、「昨年より参加者が少ない気がした」との声もありましたが、「毎年繰り返して体が覚えるようにすることが大事」との反応もあり、どうしたらみんな参加してくれるかを考えながら継続する必要性が話されました。訓練の準備や参加が普段顔を合わせない他の住民を知る、住民同士のコミュニケーションの機会にもなっています。
いわて連携復興センターでは、岩手県の「令和5年度被災者の参画による心の復興事業」の採択を受けて、今泉団地での自治組織の運営支援、及び自主行事等の開催支援この取組を行っています。様々な意見を重ねながら団地の規模や自治会の特性に合わせて内容を検討していくこと、自分たちで決めたことを実行していくこと、簡単なようで非常に難しいですが、消防訓練は、実践を積み重ねる一つとなっています。