HOME > 連携会議(県内) > 第45回 いわて内陸避難者支援ネットワーク会議を開催しました。

連携会議(県内)

今回の第45回は、各団体の活動状況の共有の他に、活動の中で見えてきた被災地・被災者の課題について議論・共有しました。
コロナ禍でサロンやイベント等、「人が集まる」場が減り、コミュニティ形成が一・二歩下がったように感じます。また、サロンや避難者の交流会を開始しても、参加者の減少や固定化などで、被災者が見えづらくなり、ニーズをどう拾い繋ぐのか、それに向けて支援者側でどのような場づくりや声掛け、イベント企画等で工夫ができるかという課題が共有されました。さらには、住宅を再建した働き盛り世代が、住宅ローン、子供の教育費、親の介護など、経済面で大きな不安を抱えていること、こうした親の不安が子どもにも影響し不登校が増えている状況も課題として挙げられました。

市町村を超えて様々な課題や取組みを共有することで、自地域の活動の参考にしたり、新しい視点に気付くことができます。また、連携して取り組んでいく必要がある課題も見えてきています。
次回のいわて内陸避難者支援ネットワーク会議は5月です。引き続き市町村を超えた情報交換や連携促進の場を創っていきたいと思います。

*いわて内陸避難者支援ネットワーク会議とは
2011年の東日本大震災で岩手県沿岸部や宮城・福島から岩手県内陸部に避難された方々を支援する支援機関・団体らの市町村を超えた情報共有の場として、2012年10月から開催しています。
新型コロナウイルス感染症が蔓延しても、当たり前ですが、被災者が置かれる状況、課題は解決しません。
コロナ禍においても、引き続き支援者同士が横のつながりを持って活動できるよう、オンラインと会場のハイブリット開催や消毒などの感染症対策をしながら継続して開催しています。