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連携会議(県内)

9月25日に「第51回いわて内陸避難者支援ネットワーク会議」を
盛岡市にある「もりおか復興支援センター」を会場に開催致しました。

第51回の会議の話題は、各団体の取り組みの共有と活動の中で見えてきた課題について参加機関で意見交換を行いました。
活動の中で見えてきた課題の一例をご紹介すると、

・被災者の見守り、コミュニティ形成支援を行う中で、
高齢者や子どもへの支援や繋ぎ先はあるが、30才~60才の間の年齢が対象となる繋ぎ先が極めて少なく、支援が抜け落ちている。
・被災者の中には、震災から13年経ったからもう大丈夫ではなく、
 震災から13年経った今になってメンタル不調を訴える方もおり、
 家計困難などの課題も合わさり、複合的な課題に対しては、対象者からの小さなSOSを見落とさずに、寄り添うことが大事。
・沿岸から離れ内陸部に避難された内陸避難者特有の課題としては、
沿岸と内陸とで距離が離れている分、また、2024年4月1日から相続登記の申請が義務化されたこともあり、
今になって沿岸に残してきた土地や相続の話をそろそろ考え始めた方も出てきている。

などの課題が共有されました。

復興財源の先細りと共に、内陸被災者支援に取り組む団体や機関は減ってきています。
だからこそ、市町村域を超えて様々な機関が被災者の状況や取り組み、課題に感じることなどを情報交換する機会が、今こそ求められていると感じました。