8月19日(月)に、いわて連携復興センターのコーディネーターを対象に、内部研修を行いました。
幣法人理事で、NPO法人いわてNPO―NETサポート事務局長の菊池広人さんに進行していただき、以下の内容を2グループに分かれて行いました。
・団体設立からこれまでの活動振り返り
・当法人の現状把握(SWOT分析)
・今後に向けて(組織としてやること、個人としてやること、当法人の存在意義)
本年度より組織体制が変わったことや、新しいスタッフが増えてきたことから、振り返りとこれからを考える機会としました。
グループ内での対話から、これまでの活動の歩みを知り、相互理解を深める時間となりました。
私たちいわて連携復興センターは、これまでと変わらず以下のビジョン・ミッションのもと、今後も岩手の未来のために活動を続けて参ります。
企業とNPOが連携して、地域や社会の課題解決に取り組む事例は県内でも多くみられるようになってきました。
今回は、令和5年度被災者支援コーディネート事業の一環で、いわて連携復興センターが、被災地支援に取り組んでいる株式会社NTTドコモ様と大槌町を拠点に活動している「新生おおつち 様」と「月あかりの会 様」をおつなぎし、大槌町でのコミュニティ支援活動の開催が実現いたしましたので、「支援型連携」の事例としてご紹介いたします。
〇「新生おおつち」様
新生おおつち様は、震災で家や家族を失った大槌町民が、高齢者の見守りなど地域貢献を目的に結成した会です。震災後、仮設住宅や独居などで孤立し、アルコール依存症などに陥る人が多く、高齢者、特に引きこもり傾向にある独居の男性を対象とした見守り活動や彼らの生きがいと居場所づくりが必要だと考え、いきいき農園活動を開始しました。現在は、農作業を通じて、仲間を増やしてもらい、さらに作った野菜は地域食堂の材料として活用しています。
令和6年3月16日(土)・17日(日)、大槌町の畑の掘り起こし作業として大槌町内の高齢男性をはじめとした地域住民9名が参加しました。近年鹿被害が激しいこともあり、一番の楽しみである収穫が散々だったこともあり、鹿対策用の杭打ちとネット張り作業など念入りに丁寧に作業が進められていきました。
今回は町内で耕作放棄された畑の活用を手がける30代の移住してきた若者たちも新たに加わり、情報交換を行いながらの作業となった。何を植えようか、次はいつ集まろうか、などの計画だけでなく、さつまいもの連作(同じ場所に同じ野菜を植えること)は出来に影響するのか、といった専門性の高い話題も生まれました。
農作業を通じて、多世代交流や仲間を増やす活動となり、さらに作った野菜は地域食堂の材料として活用していくことでの生きがいの創出につながっています。
〇「月あかりの会」様
月あかりの会様は、大槌町社会福祉協議会様が行っていた地域食堂事業が発端となり、2019年から任意団体です。大槌町文化交流センター・おしゃっちが開設され、大槌町民が集う場所ができた中、お腹を空かしている子ども達が多い現状を目の当たりにし、子ども達の心の安定、地域のつながり/関わりをつくりたいという想いから、おしゃっちを会場に地域食堂を始めました。
令和6年3月9日(土)、大槌町文化交流センター・おしゃっちを会場に地域食堂「おしゃっち食堂・和みカフェ」が開催されました。雪がちらつく天気の中、スタッフは9時に集まり、調理を開始手際良く進められる準備中も、自分が子どもの頃の話や、家庭の味付けや献立について等、話は尽きず、楽しくにぎやかな時間を過ごされていました。
当日のメニューは、大槌の郷土料理「すっぷく」、桜でんぶ等で彩られたおいなり2つ、もやしとほうれん草のゴマ和え、たくあん、イチゴを用意。当日は32名が参加し、日頃は一人でご飯を食べる独居高齢者の方にとっては、子どもたちの笑い声を聞きながら食事ができる貴重な時間となりました。
コロナ禍では控えられていたおしゃべりもしながら、世代を超え、一つの料理を食べることで共通点ができ、地域と繋がる場となり、和みカフェの名の通り、人の温もりを感じる優しさが漂う和やかな空間が出来上がっていました。
私たちいわて連携復興センターは、変化していく被災地の声に耳を傾けながらも、継続的に被災地の復興支援に取り組む企業様の想いとリソースを地域につないでいきたいと思います。
東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)が主催する「3.11ユースサミット」が2月17日(金)、2月22日(木)に開催されました。
※いわて連携復興センターは、岩手担当として関わっております。
今年度は、過去にユースダイアログ、ユースサミット企画に登壇した若者7名が実行委員会となり、自分たちの体験談を伝えると共に、今の高校生・大学生に伝えたいテーマを決めてより震災について学んでもらおうという想いで未災地に伝えるチーム・被災地に伝えるチームと2日間開催しました。
〇2月17日(金)IN 名古屋開催。
➀レスキューストックヤードさんの声掛けにより7名の大学生が参加。
まずは4名の登壇者が当時の様子、震災前と震災後での自分の変化、今大切にしていることを発表した。参加者の多くは東日本大震災について自主的に学んでいたり、南海トラフを意識して、いつ起こるか分からない震災に対して自分がどう行動をとったらいいかなど震災に対して意識している学生が参加してくれました。
②一宮商業高校での開催は、計42名の高校生が参加してくれました。
最後に行われたグループディスカッションでは、登壇者の話を聞いて「今まで震災を意識してこなかったが、怖いものだと思った」「日頃の生活から意識していこうと思った」「リアルな当時の状況を聞けた」など感想が上がっていた。
〇2月22日(木)IN 釜石開催。
・釜石高校にて夢団で語り部として活動を目指す生徒3名が参加してくれました。
今まで多くの方の体験談を聞いたり、震災について学んでいる学生がほとんどでしたが、当時子どもだった若者の体験談を聞く機会は少なく、とても真剣に話を聞いている姿が
印象的でした。登壇者の中には原発避難をした話をしてくれた若者もおりメディアでは聞くことのできない話を聞くことが出来た機会になりました。
令和6年1月19日金曜日、東京の全水道会館大会議室を会場に、岩手県主催による「岩手NPO×県外企業交流会」が開催されました。いわて連携復興センターは、交流会の運営を担わせていただきました。
この交流会は、岩手県内で東日本大震災津波からの復興・被災者支援に取り組むNPOと、県外企業等とのパートナーシップの構築を目指すもので、当日は18の企業・団体・NPO等の皆様にご参加頂きました。
第1部は、「企業との連携に向けた岩手NPOからのプレゼンテーション」と題し、岩手のNPOから被災地の現状・課題や活動内容の紹介、企業等と連携・協働したい取組等についてプレゼンテーションが行われました。
第2部は、「企業と岩手NPOのマッチング交流会」として、岩手のNPOとご参加いただいた企業等の皆さまが、具体的な連携・協働に向け個別に話し合う交流会が行われました。交流会では、いわて連携復興センターの地域コーディネーターがNPOと企業等をつなぐ仲介役を担わせていただきました。
今回の交流会にご参加いただいた企業等の皆さまには、岩手で活動するNPOが被災地の課題を解決するために、どのような連携・協働を求めているのかを具体的に感じていただけたのではと思っています。
いわて連携復興センターでは、岩手NPOと企業等との連携・協働に向けたマッチングが進むよう、引き続きサポートしていきたいと思います。ご参加いただいた皆さまありがとうございました。
いわて連携復興センターの現在の活動の柱は、3つあります。
一つ目は、「復興に特化した中間支援」。
二つ目が、「防災」。
三つ目が、「震災伝承(アーカイブ)」です。
この二つ目の防災の部分では、復興から東日本団震災の5年後にあたる平成28年8月末の台風10号災害を機に立ち上がった「いわてNPO災害支援ネットワーク」に参画しており、今回のプロボノ支援についても、このINDSの活動をさらに推進するため「災害時の企業連携に向けた、連携協働事業の提案資料の作成」の部分でご支援いただきました。
*プロボノ活動とは、本業で培った専門スキルを用いて無償の社会貢献を行うことです。
私達は、岩手県版官民連携の防災モデルの構築を目指して、セミナー開催や県市町村社協、行政などと連携を進めているところではありますが、この多機関連携を支える継続的な仕組みが必要であり、その基盤を安定させるためには、地域に根差した企業との連携が不可欠です。
担い手が限られている岩手においては、特に企業連携は進めていく必要があるということで、今回INDSが日々の団体訪問に使う連携協働事業の提案資料の作成が必要となりました。
今回プロボノに手を挙げてくださった方は、ジョンソン・エンド・ジョンソン コンシューマーヘルス ドクターシーラボ(Supply Chain Deliver Excellence)にご所属の赤生さんです。
期間としては、2022年7月から9月の3か月間。
企業連携に向けた提案資料が出来上がることをゴールとして、完全リモートで、週に1回1時間の打ち合わせをしながら進めました。
実際にプロボノ支援を受けてみて、情報の整理や資料作り等、専門スキルを持った方から、客観的な視点でアドバイスをもらいながら、企業提案書作成、SDGsの整理など、つい後回しになりがちな、「重要性は高いのに、緊急性は低い」課題に着手できました。
そして、新たなつながりということで、赤生さんに応援してもらっている、INDSの仲間が増えた感覚でモチベーションアップに繋がりました。
ご支援いただきながら作成した資料を、今後の活動に使わせていただきます。
最後になりましたが、「ボランティア・プロボノ基礎講座」や「マッチング会」を企画してくださったJANPIA様、プロジェクトを伴走してくださったJVOAD様、今回のご支援に企業としてご協力してくださったジョンソン・エンド・ジョンソン様、そして何より、プロボノワーカーの赤生様、他ご支援いただいた全ての皆様に感謝申し上げます。
しっかりと今後の活動につなげていきます。
本当にありがとうございました!!
企業とNPOが連携して、地域や社会の課題解決に取り組む事例は県内でも多くみられるようになってきました。今回は、令和3年度被災者支援コーディネート事業の一環で、いわて連携復興センターが、被災地支援に取り組んでいる株式会社NTTドコモ様と山田町を拠点に活動しているCAPリアス様をおつなぎし、山田町で3度のワークショップの開催が実現いたしましたので、「支援型連携」の事例としてご紹介いたします。
CAPリアスさんでは、被災した住民の心の復興を目的に、CAP(キャップ)と呼ばれる子ども自身が様々な形態の暴力から自らの心と身体を守る術と知識を学ぶ機会を提供する教育プログラムを教育機関・家庭・地域が連携しサポートしていくための活動に取り組まれています。
第1回目2021年12月12日(日) 10:00~11:30 山田町中央コミュニティセンター集会室にて公開ワークショップを開催し、18名が参加。
講師:一般社団法人J-CAPTA 木村里美氏をお招きし「子どもたちが安心・自信・自由な子ども期を過ごすために、保護者や教職員など子どもに関わるおとなに何ができるのか、
その役割は何かについて」一緒に考えました。
講演の中で「子どもには安心・自信・自由の権利がある」「聴くことは誰でもできる心の手当」などをお話され、参加者からは「職員ワークを受けたうえで、本日の講演会でお聞きしたことが、より深く理解することにつながったと思います。CAPがより社会に広がっていくことを願います。」「子供の3つの権利の考え方を理解することができました。寸劇がありわかりやすかったです。」「助産師として妊産婦さんに接しています。生まれた子ども達全てが、受容され愛情をかけてもらいながら育てられるよう支援していきたいと強く感じました。」などたくさんの感想をいただきました。
以下、2園に子ども向け、教職員向けワークショップを開催。
第2回目2021年12月13日~15日に山田保育園にて5歳児を対象に行い3日間で27名の参加、教職員の方も4名参加。
第3回目2021年12月20日~23日に船越保育園にて4・5歳児を対象に行い3日間で57名が参加。
子どもたちもワークショップに参加し、実際に暴力から身を守るために声のあげ方などを、学びました。
参加者からは「子ども自身が自らの存在や命を守るために必要なことを学んだ」「子どもから相談されたときに、相談してよかったと思えるような対応をしていきたい」
などたくさんの感想をいただきました。
私たちいわて連携復興センターは、変化していく被災地の声に耳を傾けながらも、継続的に被災地の復興支援に取り組む企業様の想いとリソースを地域につないでいきたいと思います。
1月25日、「令和3年度 岩手NPO×企業 オンライン交流会」を開催しました。
本交流会は、企業・NPOがそれぞれの立場から、岩手の被災地との関わり方や連携・協働の方法を考える場です。岩手県が主催、いわて連携復興センターが運営し、岩手県内および全国から30社(団体、行政含む)38名にご参加いただきました。
今回は、現在もNPOと協働し支援活動を行っている企業の視点を学ぶ機会も取り入れ、第1部で「企業・団体から見た、岩手の復興支援とこれからの地域課題解決への関わり」と題して、独立行政法人 国際協力機構(JICA)東北センター様と日本生活協同組合連合会様から事例発表をいただきました。
そして、第2部では15の岩手NPOから活動内容・被災地及び地域の課題・参加のみなさんへの提案等を発表し、その後ブレイクアウトルームに分かれて交流や具体的な連携に向けてディスカッションを行いました。
発表NPOは以下です。様々な分野で取組んでいる団体です。ぜひHPなどご覧ください。
①一般社団法人ふたば
②一般社団法人マルゴト陸前高田
③NPO法人吉里吉里国
④NPO法人きらりんきっず
⑤NPO法人みやっこベース
⑥おおつちおばちゃんくらぶ
⑦NPO法人おおふなと市民活動センター
⑧NPO法人岩手未来機構
⑨NPO法人こそだてシップ
⑩NPO法人エムジョイ
⑪NPO法人ワーカーズコープ大槌事業所
⑫NPO法人ディスカバー・リアス
⑬認定NPO法人桜ライン311
⑭一般社団法人SAVE IWATE
⑮一般社団法人トナリノ
震災から10年が経過しても岩手の復興の状況に関心を寄せてくださる企業や団体もいらっしゃること、同時に、県内の企業からもこのようなNPOと企業のマッチングの機会が求められていることを感じました。具体的な連携や協働はこれからですが、いわて連携復興センターでは引き続き取り組みが進むようにフォロー、サポートしていきます。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
11月26日、オンラインによるセミナー「岩手県内企業の社会貢献活動を学ぼう」を開催しました。このセミナーは、一般社団法人大船渡青年会議所との共催で、岩手県内の企業がどのように社会貢献や地域活動に向き合っているかを知り、企業・NPO・行政・社協等それぞれが分野を超え、協働・連携の可能性を探る機会として行い、当日は大船渡青年会議所の会員を含めて30名を超える方々に参加いただきました。
第1部は、企業の取組み事例を以下3社のみなさまに発表いただきました。
・三陸鉄道株式会社 中村一郎様
・一般社団法人大船渡青年会議所 中野圭様
・いわて生活協同組合 川村公美様
みなさんのお話から「どのような思いで地域やNPOと事業を展開しているのか」や「社会貢献活動を行うことでどのような波及効果が生まれたのか」が良くわかり、「今後こんな提案をしてみたい」と具体的なイメージが湧いた参加者もいたようです。
第2部は、zoomブレイクアウトルームでグループに分かれてオンライン上での名刺交換や自己紹介ののち、「企業とNPOが連携・協働するためにできること」をテーマにディスカッションを行いました。さらに、第3部では、oVice(オヴィス)というオンラインコミュニケーションツールを活用し、バーチャル空間で自身のアバターを使った自由交流を体験しました。
参加者アンケートでは、「企業側の社会貢献やNPOなどとの連携に対する考え方を知ることができた」との反応を多くいただいた他、以下のコメントもありました。
・事例発表の中で、各社が色々な企画や連携を考えていてとても参考になった
・業種を越えてお話出来たことが良かった
・交流の場を継続的に開くことが重要という共通認識を確認できた
・今後の具体的な取り組みが議論できた
・青年会議所とNPOの協働は色んな可能性を秘めていると思います
この機会が、「知る」ことから「業種を超えた連携・協働を考える」きっかけとなり、より具体的な動きにつながることを期待しています。
今回、オンライン上でも活発にディスカッションや交流ができるように、大船渡青年会議所のみなさんとの打合せやoViceの体験を重ねてきました。当日各グループで活発に意見が交換され一体感ある場になったことを嬉しく思います。ご登壇者のみなさま、そして参加いただいたみなさまありがとうございました。
いわて連携復興センターでも、引き続き企業とNPOの連携・協働の動きにつながるようフォローしていきたいと思います。
2月19日、「令和2年度 岩手NPO×企業 マッチング交流会」を開催しました。
この交流会は、震災に起因した多くの課題に向き合い岩手で活動するNPOが、企業、行政・支援団体、そして岩手にゆかりのあるみなさまとの連携・協働を目指す場として岩手県が主催し、いわて連携復興センターが運営しました。
今年度はコロナ禍のためオンラインで開催となりました。下記10団体が2団体ずつ5回に分かれて登壇し「岩手とつながる活動」を提案しました。
・一般社団法人 ふたば
・非営利型一般社団法人 かたつむり
・NPO法人 吉里吉里国
・NPO法人 三陸ボランティアダイバーズ
・一般社団法人 三陸駒舎
・NPO法人 未来図書館
・NPO法人 東北岩手応援チャンネル
・おおつちおばちゃんくらぶ
・NPO法人 高田暮舎
・一般社団法人 三陸ひとつなぎ自然学校
プレゼンテーション後、個別ルームでマッチング交流会へと続き、提案や活動についての質疑応答、これからの可能性に向けた議論、協働への具体的な相談などを団体ごとに行いました。
これまで東京を会場に開催してきた同交流会ですが、岩手県内や首都圏だけでなく、関西や四国の企業(団体)にもご参加いただき、改めてオンラインによる新たな可能性も感じる機会となりました。登壇NPOからも「不慣れだったが、やってみてオンラインの良いところもわかった」「オンラインは具体的な話になりやすい印象を持った」などの感想をいただきました。
具体的な連携や協働はこれからですが、いわて連携復興センターでは引き続き取り組みが進むようにフォロー、サポートしていきます。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。登壇団体の紹介動画、プレゼンテーション資料は引き続きいわて連携復興センターのHPからご覧いただけます。
こちらから
12月19日、東京(秋葉原UDX)にて「岩手NPO×首都圏企業 東京交流会」を開催しました。この交流会は、首都圏の企業の皆様や岩手にゆかりのある皆様と、岩手の現状を共有し、これから岩手のNPOとともに出来る取組を考える場として、岩手県が主催し、いわて連携復興センターが運営しました。
当日は、31の企業および団体にご参加いただきました。
最初に、岩手県といわて連携復興センターより、岩手の現状説明として「復興状況」および「震災後のNPOの活動と地域での役割」をお話しました。
続いて、岩手NPOから「企業との連携に向けたプレゼンテーション」を行いました。
活動分野は、福祉・子どもたちの心のケア・第一産業の活性化などさまざまですが、活動を紹介するだけでなく、どのような地域の課題に対応しているか?また、自分たちの活動を企業と一緒に行うことで地域、そして企業にどのようなメリットがあるか?など、SDGsのゴールと絡めて発表いただきました。
登壇NPOは以下9団体です。
(発表順)
・一般社団法人三陸駒舎(釜石市)
・特定非営利活動法人LAMP(陸前高田市)
・一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校(釜石市)
・特定非営利活動法人岩手未来機構(盛岡市)
・特定非営利活動法人クチェカ(岩泉町)
・特定非営利活動法人吉里吉里国(大槌町)
・特定非営利活動法人いわてGINGA-NET(盛岡市)
・一般社団法人SAVETAKATA(陸前高田市)
・一般社団法人マルゴト陸前高田(陸前高田市)
最後に、「企業とNPOとのマッチング相談および交流会」として、プレゼンテーションの発表内容をもとに、さらに交流を深め、また今後の連携や協働の相談を持ちました。登壇したNPOと参加いただいた企業・団体の皆様の間で熱心に意見交換・交流いただき、閉会後も熱気が冷めやらぬ会場となり、盛会のうち終了することができました。
具体的な連携や協働はこれからですが、いわて連携復興センターでは引き続き取り組みが進むようにフォロー、サポートしていきます。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
フラワーギフトや生花卸販売など、花とみどりに関する活動を展開されている
株式会社日比谷花壇さんによる岩手県内での被災地支援活動のご紹介です。
日比谷花壇さんは、これまで宮城・福島等でも支援活動を行ってきましたが、
今年度は岩手県での活動も検討したいという事で、当法人にご相談があり、
復興支援奥州ネット(奥州市)、NPO法人まちづくり・ぐるっとおおつち(大槌町)、
きたかみ復興支援協働体(北上市)、NPO法人@リアスNPOサポートセンター(釜石市)を当方から
ご紹介させて頂き、11月16日奥州市、12月5日大槌、1月17日北上市、2月中釜石市(調整中)にて、
「クリスマスリース作り講習会」や「プリザーブドフラワー講習会」を開催しました。
1月17日に行われた「プリザーブドフラワー講習会」では、内陸避難者の方15名程が参加されました。
※「プリザーブドフラワー」とは美しい姿で長時間保存することが出来るように専用の溶液を用い
加工された花の事です。
大和証券グループ様より、昨年度もご支援いただきましたが、
今年も、社内で収集活動頂いた余剰カレンダーの提供支援を頂きました。
ご提供頂きました余剰カレンダーは当方を通じて、沿岸や内陸部の仮設住宅や
自宅で生活する被災者の方々の支援活動を行なうNPO団体へ配布し、
必要とされる方々へ寄贈させていただきます。
ご支援、本当に有難うございました。
震災からの復興に向けてさまざまなNPOや行政、教育機関および多くの民間企業など、
さまざまなセクターがそれぞれの強みを生かした取り組みを行っております。
去る9月13日、北上市にて企業のCSRや復興支援室の方々が集い、情報交換を行う交流会が、
きたかみ復興支援協働体主催で開催されました。きたかみ復興支援協働体は、『内陸避難者の支援』と
『支援者どうしの交流の場』という2つの機能を持つ、「震災復興ステーション」の運営を行っており、
今回の交流会は『支援者どうしの交流の場』の位置付けから、企業の方々の横のつながりを作ることを
目的として、情報交換会というかたちで開催されました。IFCはこのきたかみ復興支援協働体の
メンバーとして参加いたしました。
参加した企業の担当者から、現在どのような取り組みを行っているか、どんな課題があるかなどを共有し、
その後きたかみ復興支援協働体および復興庁から、情報提供がありました。
多くの企業が各地域でさまざまな取り組みを行っております、今後ともより連携し、
さまざまな人たちが復興に関われるよう、いわて連携復興センターとしてもしっかりと環境や仕組みを
作っていくことが重要であると感じました。
5月10日、遠野にて一般社団法人東の食の会の勉強会に参加いたしました。
東の食の会とは、東日本の食の復興と創造を長期的に促進する活動を展開しており、
東日本の食事業者と企業のマッチングや、新しい食事業の創造、
そして食文化のシンクタンクなどを行っています。
この日は、沿岸被災地で活動する団体と、東の食の会のスタッフが顔を合わせ、
被災地の食の発信や、物産の流通等、今後の活動に向けて活発な議論を展開していました。
岩手の一次産業には風評被害など震災の影響があり、まだまだ難しいのが現状です。
一次産業は岩手の産業にとって大切な存在です。
被災地をはじめ、県内の特産を外部に発信する機会として、今後とも連携を図っていきたいと思います。
5月10日、味の素株式会社さんの主催による「男の料理教室」を視察してきました。
「男の料理教室」とは味の素さんの被災地支援の一環で、どこでもキッチーンといわれる
移動式の設備(写真参照)を利用して仮設住宅の集会所などで、男性対象に料理教室を開催しているそうです。
これまでも岩手・宮城・福島の各県で積極的に開催しているとのこと。
準備の段階から、少しですがお手伝いをさせていただきました。
さまざまな企業が、震災から一年たった今でも、被災地支援を企画し実行しています。
今後も企業からの被災地支援の取組をご紹介していきたいと思います。
とても勉強になりました!