HOME > 活動の記録 > 【花巻・いわて地域づくり支援センター】 浜の高台にパオ

活動の記録

昨日、いわて連携復興センターの加盟団体である
いわて地域づくりし支援センター(通称:いわせん)さんより、
「崎浜にパオが建つよ」というお誘いがあり、現地に行ってきました。

大船渡市崎浜地区は、大船渡市から車で15分ほどの旧三陸町にある穏やかな港町です。
しかし、今回の震災により海岸部は大きな被害にとなり、パオが建設された高台に行くまでには
多くの瓦礫が残り、被害の大きさを物語っていました。

いわせんさんと崎浜地区は、震災前から交流があり、花巻市の浮田地区と崎浜地区の
地域間交流でできた“崎浜農園”は今回パオが建設された真下に見ることができます。

今回の震災により崎浜の方たちは大きな打撃を受けました。その深い傷は計り知れません。
地域の人たちの集う場、そして農園の仕事をした後に休む場を探していた
ところに目にしたのがパオでした。

パオの提供をしてくださったのは、株式会社ルミカさん。
コンサートなどで見かける「ルミカライト」を製造・販売している会社です。
どうしてライトの会社が…と思い聞いてみると、社長の原田さんはとてもバイタリティに溢れる方で、
世界各国を旅行する中でモンゴルのパオが目に留まり、これだと思ったそうです。
今回約20棟が被災地支援として東北各地に無償提供されるそうですが、、
この提供したパオが市場で出回る第一号だそうです。
「被災地の方に利用してもらい、それを見た方々の目に留まってもらえれば」と
スタッフの方はおっしゃっていました。

今回のパオは、支援を受けたい被災地と支援をしたい企業を
いわせんさんがマッチングし、建設に至りました。
このパオが地域の皆さんで活用されることにより、より良いコミュニティ作りと
震災からの復興に繋がっていくのではないかと感じました。