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活動の記録

7/5(金)、釜石市にて「東日本大震災復旧・復興支援活動フォーラム」が開催されました。

冒頭、釜石市長よりごあいさつとして、フォーラム開催の趣旨が説明されました。
・復興へは道半ばではある。
・宅地造成や道路工事の一部は未完成であるが、災害公営住宅が全て完成するなど住まいの整備は完了した。
・橋野鉄鉱山の世界遺産認定、ラグビーWCの開催もあり、復興のカタチがみえてきた。
・全国から頂いたご支援に感謝し、「8年間でここまで復興した」というのを見てもらいたいという思いからフォーラムを開催することにした。

感謝状贈呈では、1,029団体を代表して、8団体が釜石にお越しになり、釜石市長より感謝状が贈呈されました。
代表団体は以下の通りです。
大阪市、北九州市、岐阜県市長会、東海市、聖学院・聖学院大学、拓殖大学、ディック・ブルーナ・ジャパン、UBSグループ


基調講演では、
「人口が減るのは釜石だけじゃない。日本全体だ。~人口減少を強みに変える、町づくり、国づくり~」
というテーマで、元復興大臣政務官の小泉進次郎氏より講演がありました。

その後パネルディスカッションに移り、
小泉進次郎氏に加え、元釜石副市長の嶋田賢和氏、UBS AG CSR・社会貢献・アジア太平洋地域統括の堀久美子氏の3名がパネリストとして登壇され、
一般社団法人RCF代表理事の藤沢烈氏によるコーディネートでディスカッションが進行されました。

中でも印象的だったのは、釜石市及び参加者へのメッセージとして話されていた内容です。
・ピンチはチャンス!成長の可能性を秘めていると思っている。
・失敗を許すまち、いろいろなチャレンジが出来るまちであってほしい。
・今地域の多くは、そのまちで生まれた子どもをとどめる施策をしているが、いつか子どもたちが帰ってきたくなるまちにできるかどうか、が分かれ目になる。そういうまちが、余所者からも土地の人からも選ばれるまちになる。

東日本大震災から8年が経過し、岩手県沿岸部では、宅地造成がされ、災害公営住宅への入居が進み、商業者も続々と本設に移転し営業が再開されています。
三陸鉄道も久慈から盛(大船渡)までつながり、道路も沿岸をつなぐ三陸自動車道、内陸と沿岸とを結ぶ釜石自動車道が整備されました。
たくさんのご支援と、地域のみなさんのチカラで、ここまで来たのだと改めて実感し、また、これまでの多くのご支援に感謝したいと思いました。

とは言え、まだまだ復興まで道半ば。
いわて連携復興センターは岩手県の中間支援組織として、
「東日本大震災を経験したからこそ、地域課題にチャレンジする岩手へ、そして災いに強い日本に。」
をビジョンに掲げ、以下のミッションのもと活動して参ります。
【ミッション】
・つなぎ支える
 岩手の復興をカタチにする為に必要なヒト、モノ、想いをつなぎ支えます。
・ともに創る
 市民活動の向上の為、だれもがチャレンジできる土壌を産学官民とともに創ります。
・つたえ備える
 東日本大震災の経験や取組を後世に伝え、未来の災いに備えます。