HOME > 活動の記録 > 第6回仮設分科会を開催しました

活動の記録

平成231117日(木) 15:0017:30
主催:ジャパンプラットフォーム、いわて連携復興センター
場所:花巻市交流会館


他団体との情報交換・共有の場として、また連携創出の為、月1回仮設分科会を開催しております。
今回は21団体、38名の方々が参加し、情報交換を行うことができました。
ご参加有難うございました。

まずはじめに、情報提供という事で、岩手県からお話しして頂きました。
岩手県復興局生活再建課の津軽石課長からは、
岩手県雇用対策の3次補正に対応した取り組みで「事業復興型雇用創出事業」、
「生涯現役・全員参加・世代継承型雇用創出事業」、「震災等緊急雇用対応事業」について
詳しくご説明して頂きました。
中でも「生涯現役・全員参加・世代継承型雇用創出事業」は特にNPO向けの事業なので、
是非活用して頂きたいとのことでした。

生活再建課の鈴木課長からは
震災で自宅を失った人が自前で民間の賃貸住宅を見つけて入居されている人を対象に
暖房器具配付を実施する事についてご説明頂きました。
また、さんりく基金についても情報提供いただきました。これは、被災地の小学生~短期大学生までを対象とした
元気回復事業であり、用途は幅広く多くの方に使っていただきたいとのことでした。

 
東京大学の小泉准教授からは、仮設まちづくり支援チームの取り組み(遠野市、大槌町、釜石市)をご紹介して頂きました。
高齢化社会に向けたコミュニティや、コミュニティの中で生きていけるような社会を、
復旧から始め、復興後にもその社会を上手く作っていく事が大事。
それぞれが持っている被災者との繋がりを取りまとめて、自治体レベルで被災者の皆さんの
ニーズをくみ上げて、適に必要な団体に繋げていく支援が必要ではないかと述べてくださいました。

ケア・インターナショナル・ジャパンの岡野さんからは、
釜石市での在宅避難者への物資配布の活動について事例紹介をしていただきました。

みちのくふる里ネットワークの大関さんからは、仮設住宅、みなし仮設、在宅にお住まいの皆さんへの支援についてお話し頂きました。

また、必要な人に必要な支援を届ける際に気を付ける事があります。
    情報が届くか(支援する側が手の届くところに情報提供をする必要がある)
    選択肢があるかどうか(判断ができるか)
    声を上げられるか(自分の問題を冷静に整理できるか)が重要。ただし声が上がった時には
すでに手遅れの場合が多い。
上記の注意事項でも更に、仮設住宅内でも『②選択肢があるかどうか』の部分で、「いらないけれど欲しいです」
という方がいらっしゃいます。←これをニーズとして汲み取ってしまっては、しっかりした支援にならないので、
声を上げられない人を見つけることが重要という事を強調してらっしゃいました。

 
仮設分科会は単なる情報交換の場ではなく、他団体が形式にとらわれず、意見を言える場にし、
より濃密な会議にしていきたいと思っております。こ

次回も12月中旬開催予定ですので、ご参加の程よろしくお願いいたします。
次回はコミュニティエンパワメント、街づくり、村づくりについて議論したいと思います。