公開シンポジウム「岩手三陸復興まちづくりに向けて」に参加してきました
活動の記録 - 2011年12月15日
平成23年12月15日(木)
岩手大学教育学部北桐ホールにて行われた、公開シンポジウム「岩手三陸復興まちづくりに向けて」に参加してきました。
主催:岩手県復興局、岩手県技術士会、土木学会東北支部、岩手大学
司会:岩手大学教授 南 正昭さん
第一部 テーマ「復興まちづくり -行政と技術者の役割―」
岩手県技術士会都市部会長 村井研二さんが、防潮堤や高台移転などまちづくりの手法と
基本まちづくりの根本的なお話してくださいました。
次に、国交省東北地方整備局建設部都市調整官 脇坂隆一さんが東日本大震災の復興に向けた
新たな制度についてお話してくださいました。
岩手県復興局副局長 平井節夫さんは、東日本大震災津波被害と岩手県の取り組みについて、
財団法人神戸市都市整備公社調査役 中山久憲さんは、阪神・淡路大震災の時に取り組まれた
神戸市の復興まちづくりについて、
国土交通省北海道開発局函館開発建設部次長 橋詰知喜さんは、奥尻町青苗漁港の復興について
講演してくださいました。
第二部 テーマ「復興まちづくり -住民主体の合意形成―」
基調講演では、京都大学防災研究所教授・前所長 岡田憲夫さんが
「鳥取県智頭町・日本ゼロ分のイチ村おこし運動-峠越え、峠越え、また峠越えのまちづくりー」と題して、
住民主導による徹底したボトムアップの運動についてお話してくださいました。
パネルディスカッションでは下記の方々が、「復興まちづくり」にむけての貴重なご意見を
伺う事が出来ました。
~パネリスト~
宮古市田老住民(NPO立ち上がるぞ!宮古市田老会員)久保田秀樹さん
SAVE IWATE 代表 寺井良夫さん
智頭庁ゼロ分のイチ村おこし運動生みの親 寺谷 篤さん
中越復興市民会議 代表 稲垣文彦さん
岩手県復興局副局長 平井節生さん
国交省東北地方整備局建政部都市調整官 脇坂隆一さん
その中で、SAVE IWATE代表の寺井良夫さんは、「経済面をどうにかしないと復興へはつながらない」
中越復興市民会議 代表の稲垣文彦さんは「中間支援として、住民・行政の橋渡しをし、
住民主体のまちづくりを」と述べていました。
当日は市民や学生・関係者ら約200人が参加し、住民主体のまちづくりや合意形成の在り方など、
今後の活動に活かせる貴重なご意見を聞くことが出来ました。