大槌町パワーコミュニケーション情報交換議会に参加してきました
活動の記録 - 2012年01月06日
大槌町パワーコミュニケーション情報交換議会に出席
主催:特定非営利活動法人まちづくり・ぐるっと大槌
協力:特定非営利活動法人遠野まごころネット
場所:大槌町中央公民館
はじめに、ぐるっと大槌の小向代表から開会の挨拶を頂き、その後各団体から、
これからの取り組みとして、地元大槌で活動されている4団体から発表して頂きました。
・特定非営利活動法人吉里吉里国 芳賀さん
・一般社団法人おらが大槌夢広場 阿部さん
・特定非営利活動法人まちづくり・ぐるっと大槌 小向さん
・特定非営利活動法人遠野まごころネット 臼沢さん
ファシリテーター:遠野まごころネット 多田さん
吉里吉里国の芳賀代表からは、
地域文化を見直し、再起の足掛かりとして手つかずの人工林整備での取り組みについて
発表して頂きました。
不要材や葉っぱを有効活用することにより、自立支援、職場確保などの手助けになるようになり、
昨年末には、建築用に使えるマルタを1度出荷したそうです。
今後の取り組みの一つとして、地域の幼児・小学生を対象に、森林教室を開催し、色々な体験を通じて
「故郷で生きていく誇り」を見出してほしいと話されていました。
この先も活動を続けていく中で、「答えは現場にしかない」という想いを強調されていました。
おらが大槌夢広場の阿部代表からは、
11月11日にオープンした「おらが大槌復興食堂」の活動について、発表して頂きました。
外部団体の受け入れ窓口となり、大槌の伝統的な文化の発信や情報発信の場、
元々の繋がりを再築するために復興食堂がその場所となり、
最終的には、独立・自立をしていくときのプラットフォーム的な役割としていきたいと発表されました。
ぐるっと大槌の小向代表からは、
仮設住宅を中心とした活動について発表して頂きました。
移動販売、移動支援、就業支援などを通じて声掛けや見守りを行い、
外部とのふれあいの機会創出をしているそうです。
今後の活動の一つとして、コールセンターや大槌浜菊復興物語プロジェクト(仮)について
説明してくださいました。
浜菊を大槌からの発信の道具として、色々な効果をもたらす復興の糧にしたいと発表されました。
まごころネットの臼沢さんからは、
空室の仮設店舗を活用した、地域活性化を図る為の取り組みについて発表して頂きました。
コミュニティビジネスサポートセンターを開設し、人々が集える場として起業支援、
ビジネス相談等を行い、商店街を地域の一つとして捉えた支援をすると同時に、
NPO等各団体の情報受発信の場として地域活性化を図っていくと述べられていました。
各団体の発表後、
ケア・インターナショナルジャパンの岡野さんより、
「実際このような会議で、支援に結びついたケースもあり、自分たちが持っているリソースを
一番いい方法で提供し、後方支援のような形で支援していきたい」と話されていました。
MOONBOWの石田さんからは、「3・11手つなぎプロジェクト」について。
北上市沿岸地域被災者支援プロジェクトチーム:小原さんより、緊急雇用事業を活用した
地域づくりサポート大槌町地域支援員配置事業について発表して頂きました。
最後に、いわて連携復興センターの葛巻より、
3月6日に行われる「JCN現地会議in岩手」(場所:大槌町中央公民館の予定)の開催について
ご案内させていただきました。
今までは内陸で活動している支援団体が中心でしたが、今回は地元の団体の情報発信の場として
開催する方向であります。
今後の支援においては、地域で立ち上がった人達のサポートスタンスにフェーズ転換し、
地元ニーズによって作られる地元再生を支援していくことが大切だと感じました。