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活動の記録


平成24年2月24日(金)9:30~12:15
場所:きたかみ震災復興ステーション

参加者は北上市役所職員で福祉関係の職員と、北上協働体構成メンバー約20名が参加しました。

講師は、古宮昇先生(大阪経済大学)で、自殺対策関連のさまざまなご講演を行われている方です。

最初に、参加者から本日先生に聞きたいことをあげ、その質問内容に沿って、
先生から対処法などのアドバイスを頂きました。

その中で、以下のようなことを学びました。

・話し手が表現していること、分かってほしいことを話し手の身になって理解する。
「気づかせよう、助けよう、楽にしてあげよう、明らかにしてあげよう、整理してあげよう
掘り下げよう、話してもらおう、何かをしてあげなきゃ…」→これらは、傾聴をする上で妨げになる。
受け手側がコントロールしてしまわないように気を付けなければならない。

・利き手にとって重要なことは(事情聴取のように聞くことは)、話し手にとって重要なことではない。

・相談に来る人の切り口は、「学校にいけない」「うつ」等あるが、根底には、
「分かってほしい、理解してほしい、支えてほしい」と愛情を求めている。

・沈黙があることは問題ではない。沈黙の対応法としては、
1.  話し手が言葉を探している時→体をゆるめて落ち着くまで待つ
2.  話し手の頭が真っ白になって、話せない時→話しづらさを言葉にして返す
(例:今日は、○○分になってしまいましたが、私は次回もまたお会いしてお話を伺いたいと思いますが…)

 


 

震災後、様々な所で『こころのケア』の支援が必要とされてきています。
まずは、傾聴をする受け手側(支援する側)の体制作りが必要であり、話し手が表現していることや
分かって欲しいことだけを、話し手の身になって理解し、その理解を言葉で返すことが必要である、
ということを学んだ講習会でした。