HOME > 告知 > 【ご案内】9月20日(月・祝)「日本災害復興学会 岩手大会」公開シンポジウム開催について

告知

日本災害復興学会 岩手大会 実行委員会様主催のシンポジウムのご案内です。
*事例報告の聞き手には、弊法人代表理事の葛巻も登壇させていただきます。

【日本災害復興学会 岩手大会が開催されます。】
来る9月18日(土)~20日(月・祝)に日本災害復興学会「岩手」大会が開催されます。
本当はこの大会、震災から10年を期に、陸前高田市などで開催される予定でした。現地の空気のもとでみんなで考える機会をぜひとももちたいと実行委員会一同、準備にとりくんできたのですが、今の状況で無理をするわけにはやはりいかないということで、やむなくオンライン(zoom)開催となりました。
災害復興学会は、「学会」とはなっていますが、研究者だけでなく、復興現場で実践に関わってこられた方々、法曹関係者、マスコミ関係者など多様な方々の集まる学会です。2008年に設立され、「復興と何か」「どうあるべきか」といった問題に正面から取り組んできた学会です。岩手の方、東北の方で興味をもたれる方もきっとすくなからずおられるのではないかと思います。
 
今回の大会全体のテーマは「東日本大震災から10年 岩手で生まれたこと・変わったこと」。
この10年をじっくり振り返る機会になればと思います。
 
※新型コロナウイルス感染症の流行状況を受けた完全オンライン形式での開催への変更により、
内容の一部を修正しています。
 
以下の通り、シンポジウムを実施します。

「岩手の10年 生まれたこと・変わったこと ~地域間の支え合い~」

●日時:2021年9月20日(月・祝)13:00~15:30頃
●場所:Zoomを用いたオンライン開催
●参加費:無料(事前申込制)※学会員でない方でも参加可能です。
●テーマ:「岩手の10年 生まれたこと・変わったこと~地域間の支え合い~」
大規模災害時の地域間連携では、相互応援協定や姉妹都市などが思い出されますが、東日本大震災当時の岩手県では、きっちりとした事前の取り交わしに基づくというよりも(あまり取り交わされていなかったのかしれません)、内陸と沿岸との緩やかな結びつきが成果を生み出したことに特徴があると考えられます。

シンポジウムは二部構成の予定です。第一部では、地区・集落のコミュニティ、NPOなどの団体、中小企業間などの支え合い等について事例に詳しい方が聞き手となって当事者から話していただく事例紹介を行います。第二部では第一部の各聞き手および過去の災害における地域間連携などに知見のある方を交えたパネルディスカッションを通して「地域間のつながり、支え合い」について考えていきます。このシンポジウムから岩手流の支え合いを知っていただくとともに、災害時の支援、連携について理解を深める機会になると幸いです。

【第1部】事例報告
●事例発表1:地域コミュニティをつなぐ支え合い
登壇者:
小豆嶋映子(大槌町赤浜地区自治会役員)
岡市久美子(紫波町赤石公民館元指導員)

聞き手:
坂口奈央(日本学術振興会)

●事例発表2:NPOをつなぐ支え合い
登壇者:
木下雄太(NPO法人おおふなと市民活動センター理事長)
菊池広人(NPO法人いわてNPO-NETサポート事務局長)

聞き手:
葛巻徹(いわて連携復興センター代表理事)

【第2部】座談会「岩手の10年 生まれたこと・変わったこと」
パネリスト:坂口奈央、葛巻徹 ※第1部登壇者
コメンテーター:大矢根淳(専修大学)
コーディネーター:福留邦洋(岩手大学)

●参加申込:参加される方は以下のフォームよりお申し込みください。
申込フォーム:https://forms.gle/eGUCkyuR7ijf4Ea89

それ以外にも18日夕方からの特別分科会「岩手で生まれたこと・かわったこと」、19日の6つの分科会、20日午前の口頭発表など多彩なプログラムが実施されます。

プログラム等の詳細は災害復興学会ホームページをご覧ください。 https://f-gakkai.net/
興味のある方はぜひご参加ください!

●主催:日本災害復興学会 岩手大会 実行員会