平成29年9月22日~23日にて、MPO法人みやっこベース主催の『地元修学旅行2017秋』が開催されました。
NPO法人みやっこベースは、平成23年3月11日に起きた東日本大震災を機に若者が主体的に社会参画することができる宮古を目指し、子ども・若者の成長の場作り、若者が参画しやすい社会環境作りに取り組んでいるNPOです。
今回は、岩手県沿岸広域振興局、特定非営利活動法人いわて連携復興センター、株式会社岩手県北観光とともに共催の形での開催となりました。
これまで物資支援やボランティア派遣などの被災地支援に取り組んできたKDDI株式会社が、震災から6年が経ち、東日本大震災復興支援および地域活性化支援の一環として、震災以降の人口減少、特に若い世代の減少を被災地の重要課題と捉え、本取り組みに共催頂きました。
この取り組みは、岩手県を皮切りに宮城・福島でも実施します。この岩手での取り組みの協働NPOが特定非営利活動法人みやっこベースです。
※いわて連携復興センターは、このみやっこベースさんとKDDIさんを
「平成29年度復興庁被災者支援コーディネート事業」の一環としてマッチングサポートさせていただきました。
2015年度から実施している『地元修学旅行』では、地元(宮古市)の企業や自然、観光地での体験を交えながら修学旅行形式でめぐり、地元の良さ・仲間との繋がりを体感することで、地元就職やUターンなど宮古での定住を志す人財の増加を図ることを目的としています。
この地元修学旅行にて、auタブレットを利用して、見学先で発見した宮古市の魅力を参加者が作成するPR動画作りをKDDI様にサポートして頂きました。
地元修学旅行の訪問先を学生自らで動画撮影&編集し、学生ならではの視点で、魅力や感銘を受けた地元企業や出来事を動画で作成することで、地元が好きになったり、進学や就職に向けての視野が広がることに繋がればと思っております。
当日参加者が作成した動画は、みやっこベースのFacebookに掲載されておりますので、
是非ご覧ください。
■NPO法人みやっこベースFacebook
https://www.facebook.com/miyakkobase/?fref=ts
内閣官房国土強靭化推進室主催の「国土強靭化ワークショップ」のご案内です。
2日目の話題提供者として、弊団体 常務理事の葛巻から、災害時・平常時に必要な地域の連携についてお話させて頂きます。ご興味のある方は、是非ご参加くださいませ。
国土強靭化ワークショップ
『災害時に強くしなやかに支え合えるコミュニティを地域に作ろう!』
災害時に支え合えるコミュニティを日本全国に増やしていくために、地域のコミュニティリーダーを対象としたワークショップを開催します。開かれた場のつくり方、悩みを相談したくなる対話の進め方など、ワークショップ形式で学びます。
・防災・減災に興味のある方、大募集!!
・1地域2日間行います。
・1日のみの参加もOK!!
・参加費は無料です!!
・お気軽に申し込みください。
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第2回 盛岡会場
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【日程】
■1日目 平成29年10月28日(土)13:00~17:00
■2日目 平成29年10月29日(日)13:00~17:00
【場所】
岩手県水産会館(〒020-0023 岩手県盛岡市内丸16−1)
【内容】
■1日目
『災害時に強くしなやかに支え合えるつながりを地域につくろう!』
テーマ:レジリエンス×つながり / 話題提供者:近藤由香利 氏
災害時にもしなやかに支えるつながりをつくり出すには何が必要か。
この機会に、ともに考え、ともに始めましょう。
未来志向型の発想・共有を目指したワークショップを開催します。
成果を楽しく共有できる、どなたでも参加しやすい内容です。
■2日目
『災害時に強くしなやかに支え合えるネットワークについて学ぼう!』
テーマ:レジリエンス×連携 / 話題提供者:葛巻徹 氏
災害時に必要な根とワークづくりとは?ネットワークをつくるために日頃から行うべきことは?
NPO法人いわて連携復興センター 葛巻徹氏からのお話から、災害時・平常時に必要な地域の連携について
考えてみよう。
【お申込み締め切り】
■10月16日(月)
お申込み・詳細はこちらから→http://www.landbrains.co.jp/lb/bousai/index.html
【お問合せ】
「国土強靱化ワークショップ」事務局
ランドブレイン株式会社 担当:宇治田 、松本、紙田
電話:03-3263-3811
E-mail:bousai @ landbrains.co.jp
去る9月7日(木)に、岩手県陸前高田市コミュニティホールにて「第14回 現地会議in岩手-いま、このまちで、子どもたちに何を伝えるべきか-」を開催いたしましたので、ご報告いたします。
いわて連携復興センターは共催として関わらせていただきました。
当日は岩手県内で活動する方々を中心に36団体53名のご参加をいただきました。
ご協力いただきました皆様に感謝申し上げます。
以下、当日の模様を登壇者の発言内容を抜粋する形で掲載いたします。
また詳細に関しては後日webサイトに資料等も含め掲載いたしますので、
ご覧いただければ幸いです。
**第14回現地会議in岩手 記録-要約版**
【陸前高田市の現状と課題】
菅野隼氏(陸前高田市役所 まちづくり戦略室)
「陸前高田市の状況を通じて自分のまちを考える」
~一人一人が輝ける世界に誇れる街を目指して~
移転により、バラバラになったコミュニティを新しく作っていく。
感じているものは、人と人が直接つながる大切さ。顔と顔を実際に見ながら話すことがベースである。まちづくりを進めていく全ての土台は人である。人は誰かと関わり合いながら生きている。他人を思い合ってつながり合うことがまちづくりの一歩になるのでは。
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「いま、このまちで子どもたちに伝えたいこと」
1.花坂雄大氏(花坂印刷工業㈱専務取締役/NPO法人みやっこベース理事長)
「つながる・広がる」をテーマに。
子供達に伝えることとして、踏み込むことで得られるものは、3つ「やりがい、信頼、仲間」あると話す。そしてやっていくことで新たなつながりが生まれ、ひろがっていく。それが非常に楽しい。だからこそ子どもたちにもそうれを味わってほしい。
2.舟田春樹氏(オフィス・ふなだ)
学生と地域の子供が交流しているが、その中で、大学生は力を付けていく。中高生は進路を決めていく。子供達に何をやっていきたいかという答えは、大人から引き継いでいくものが答えではないか。
色々な分野でスキルを身に着け、貴重な人材となって何を町に貢献するのか、多様な分野で、それらがつながることでまちづくりになる。
3.上野拓也氏(一般社団法人おらが大槌夢広場副代表理事)
「自律的で持続可能な社会を目指して~子供達に伝えるべきこと」
自律的で持続可能な大槌になるため、意識 スキル 知識の中でも 意識付けが大事と思う。少しずつ少しずつの意識付けが大事だと思う。遊びを通したりするプロセスの中で。感じる心、受け止める親、場所を醸成していきたい。そして子どもたちが「たくさん遊べる」環境にしていく。
4.鈴木匠(NPO法人釜石東部漁協管内復興市民会議理事・事務局長)
先人が伝えてくれたもの。自分たちが子供の時、なにをつたえてもらったのか?を考える。津波のことがあったから今がある。命の大切さその知恵。世界中が考えること。肝心なのは、これをいかに継続するかである。昔の年寄りは、さんざん伝えてきた。が、それでも忘れる。先祖から受け継いできたことを語り継ぐべき。
5.新沼真弓氏(防災士/乾燥フルーツComeCome代表)
「今、この町で、子供たちに何を伝えるべきか?」
地域の母親としての目線、防災士としての目線から。
地域課題は多様。少子高齢化、なり手不足、また、三陸地域の特性として30~40年周期で津波はくる。だからこそ残していきたいのは「自然と共生する知恵」「減災レジリエンス」「自助力共助力協働」「次世代のために考え行動する大人たちの姿」という点。
6.長谷川順一氏(㈱長谷川建設代表取締役)
子供たちに伝えたいこと。自分に矢印を向けられる人間になること。ヒトのせいにすることも、他人をあてにすることも含めて、人はすぐ他人に矢印を与えてきた。自分があてにされるように。もうひとつは、常に疑問を持つように。すべてにおいて疑問を持ち続けていき、考えることを止めないこと。
「復興は何であるか」「まちをどうしていったらよいか」という問いは、このまちに生きる我々にいつも突き付けられるものでありますが、それ自身が漠然としていて捉えどころがなく、共通の答えを見出すことが難しい状況にあります。だからこそ、未来の象徴である「子どもたち」に対して「今伝えたいこと」を通して、未来の復興を、このまちの姿を、少しでも具体化できるよう本会を企画しました。これからも復興の主体となる一人一人の支えとなれるよう、取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。
岩手県による「平成29年度 NPO等の運営基盤強化事業」の一環として、
盛岡市にて「寄附募集セミナー」を開催いたします。
今回のセミナーは、企業などの協力者と協働・連携を成功させるために、
最初に取り組んでおく必要のあることとして、 多くの方々に共感を得て、
資金やボランティアなどの支援を得ることができる
「成果志向の事業の作り方」について学ぶ場に致します。
個人や企業等への協働及び連携提案の際、
NPOが持っておくべきものを、是非学びに来ていただけたら幸いです。
県内や首都圏の企業などとの連携を模索されているNPO関係者はもちろん、
行政や企業の方々にも今後のご参考になる内容となりますので、
是非ともご参加くださいませ。
詳細は下記の通りです。
↓↓↓
【日時】平成29年10月18日(水)13:30~16:00
【場所】岩手県公会堂 26号室
(岩手県盛岡市内丸11-2)
【講師】久津摩 和弘 氏
日本地域福祉ファンドレジングネットワーク「COMMNET」理事長
日本ファンドレイジング協会認定講師・全国福祉チャプター 代表
国境なき医師団 日本フィランソロピック・アドバイザー
フリーランスファンドレイザー / 社会貢献アドバイザー / 精神保健福祉士
山口県社会福祉協議会から山口県共同募金会へ出向し、
赤い羽根共同募金が全国各地で展開する寄附付き商品企画
「募金百貨店プロジェクト」創設。
2016年、「COMMNET」を創設し、NPO活動におけるファンドレイジングや
企業の社会貢献とビジネスを両立させた社会貢献や寄付つき商品を専門としており、
全国各地で講師やアドバイザーなども行っている。
【講義テーマ】仲間と共感と資金を集める活動の作り方
【参加費】無料
【定員】100名
★お申し込み・お問い合わせ
下記連絡先までお問い合わせください。
NPO法人 いわて連携復興センター(担当:伊藤)
TEL:0197-72-6200
Mail:itoh@ifc.jp
もしくは、添付のチラシデータ(PDF)をダウンロードの上、
FAXにてお申し込みください。
■主催:岩手県
■運営:NPO法人 いわて連携復興センター
<県内企業×岩手NPO 「岩手交流会」参加団体(NPO等)受付中>
開催日時:平成29年11月6日 14:00 - 17:30
場所:いわて県民情報交流センター アイーナ803
こちらにご興味・参加希望の方は上記お電話番号か、
ohmukai@ifc.jp までお問い合わせください。(担当:大向)
※県内交流会への参加は、寄付募集セミナー(盛岡開催)への参加が必須となります。
※申し込み多数の場合は、委託者である岩手県といわて連携復興センターにて選考をさせていただきます。
※選考方法等については申込団体に別途ご連絡いたします。
(申込締切10月2日(月)12:00まで)
岩手県による「平成29年度 NPO等の運営基盤強化事業」の一環として、
釜石市にて「寄附募集セミナー」を開催いたします。
今回のセミナーは、企業などの協力者と協働・連携を成功させるために、
最初に取り組んでおく必要のあることとして、 多くの方々に共感を得て、
資金やボランティアなどの支援を得ることができる
「成果志向の事業の作り方」について学ぶ場に致します。
個人や企業等への協働及び連携提案の際、
NPOが持っておくべきものを、是非学びに来ていただけたら幸いです。
県内や首都圏の企業などとの連携を模索されているNPO関係者はもちろん、
行政や企業の方々にも今後のご参考になる内容となりますので、
是非ともご参加くださいませ。
詳細は下記の通りです。
↓↓↓
【日時】平成29年10月17日(火)13:00~15:30
【場所】釜石PIT
(岩手県釜石市大町1-1-10)
【講師】久津摩 和弘 氏
日本地域福祉ファンドレジングネットワーク「COMMNET」理事長
日本ファンドレイジング協会認定講師・全国福祉チャプター 代表
国境なき医師団 日本フィランソロピック・アドバイザー
フリーランスファンドレイザー / 社会貢献アドバイザー / 精神保健福祉士
山口県社会福祉協議会から山口県共同募金会へ出向し、
赤い羽根共同募金が全国各地で展開する寄附付き商品企画
「募金百貨店プロジェクト」創設。
2016年、「COMMNET」を創設し、NPO活動におけるファンドレイジングや
企業の社会貢献とビジネスを両立させた社会貢献や寄付つき商品を専門としており、
全国各地で講師やアドバイザーなども行っている。
【講義テーマ】仲間と共感と資金を集める活動の作り方
【参加費】無料
【定員】50名
★お申し込み・お問い合わせ
下記連絡先までお問い合わせください。
NPO法人 いわて連携復興センター(担当:伊藤)
TEL:0197-72-6200
Mail:itoh@ifc.jp
もしくは、添付のチラシデータ(PDF)をダウンロードの上、
FAXにてお申し込みください。
■主催:岩手県
■運営:NPO法人 いわて連携復興センター
<岩手NPO×首都圏企業「東京交流会」参加団体(NPO等)受付中>
開催日時:平成30年1月開催予定
場所:東京都内
こちらにご興味・参加希望の方は上記お電話番号か、
ohmukai@ifc.jp までお問い合わせください。(担当:大向)
※東京交流会への参加は、寄付募集セミナー(釜石開催)への参加が必須となります。
※申し込み多数の場合は、委託者である岩手県といわて連携復興センターにて選考をさせていただきます。
※選考方法等については申込団体に別途ご連絡いたします。
(申込締切10月2日(月)12:00まで)
9月8日金曜日、好天に恵まれたこの日、
「さとに来たらええやん」の映画上映会&アフタートークに参加してきました。
当日は、釜石市内外から合わせて、106名が集まりました。
「映画概要」は下記のとおりです。
大阪市西成区釜ヶ崎。“日雇い労働者の街”と呼ばれてきたこの地で38年にわたり活動を続ける「こどもの里」。
“さと”と呼ばれるこの場所では0歳からおおむね20歳までの子どもを、障がいの有無や国籍の区別なく無料で受け入れる。
地域の児童館として学校帰りに遊びに来る子や一時的に宿泊する子、様々な事情から親元を離れている子だけでなく、子どもの親たちも休息できる場として、それぞれの家庭の事情に寄り添いながら、貴重な地域の集い場として在り続けている。
本作では「こどもの里」を舞台に、時に悩み、立ち止まりながらも力強く成長していく子どもたちと、彼らを支える職員たちに密着し、子どもたちの心の揺れ動きを見つめながら、子どもも大人も抱えている「しんどさ」と格闘する人々の切実な姿を描き出いている。
お客様たちは、純粋に映画を楽しんでいるだけでなく、
その中に深く考察できる部分を感じ取っていらっしゃいました。
また、映画上映後の、アフタートークでは、
大槌町で子供食堂を開催している、ワーカーズコープ大槌東梅さんと、
岩手県男女共同参画サポーターの村上さんより、
「子育て世代をさせるために 地域の協力が必要」という実体験からのお話や、
「釜石には子供食堂のようなカテゴリーは無いので、やってみてはいかがでしょうか」との投げかけがありました。
また、震災後の子供の居場所などは、最初は、食べ物配布の場であり避難所であったが、
時間経過とともに、その機能は学習支援の場へと自然に移り変わり、
また時間経過によって更に新たな形に変わりつつあるという現状報告などもありました。
素晴らしい内容に、お客さんたちは、誰一人席を離れることなく、最後まで映画を観ていらっしゃいました。
映画上映会後に記入いただいたアンケートでは、子ども居場所だけに留まらず、地域の課題や、子育てや貧困、
不登校や待機児童問題等様々な視点からの感想があったとのことです。
こうした機会をきっかけに、支援の輪が少しでも広がることにつながればと感じました。
陸前高田市米崎町にみちくさハウスがオープンしました。
みちくさハウスは、特定非営利活動法人P@CT(パクト)子ども支援事業の新プロジェクトです。
http://pact-rt311.org/kodomoshien/
子どもたちの遊ぶ場、自分らしくいられる居場所をつくるため、2011年10月より『みちくさルーム』を開始しており、現在は市内4カ所(気仙、広田、矢作、小友)にて、みちくさハウスと並行して継続実施されています。
米崎町内の古民家を借り受けて開設したみちくさハウス。
スタッフだけでなく、ボランティアの協力も得ながら、畳を貼り替えたり、庭の手入れをしています。
みちくさハウスに遊びに来る子どもたちは、
オセロなどのボードゲームや読書をしたり、庭を駆け回ったりセミの抜け殻を集めたり等して楽しんでいるそうです。
開所日は毎週水・金曜日の13:00から17:00まで。その間はスタッフが常駐しています。
留意点は、託児や保育のサービスを提供する場所ではないこと、
そして、未就学児のお子さんが利用する場合は保護者の同伴をお願いしています。
担当の古野さんは、「子どもたちはもちろん、地域の方々にも活用して頂けたら…」とお話しされていました。
~みちくさハウス~
陸前高田市米崎町字川内31
※米崎保育園の下
【お問合せ】
特定非営利活動法人パクト
岩手県陸前高田市米崎町字中島108-2
TEL 0192-47-4977
E-mail child.p@ct311.org
担当:古野(ふるの)
7月25日(金)、久慈市社会福祉協議会ボランティアセンター運営委員会主催による「久慈市災害ボランティアセンター 活動の振り返り」に参加させていただきました。
こちらは、近年2度の水害に見舞われた久慈市にて、これまでの災害ボラセン運営に係る成果・課題を関係者間で振り返るとともに、今後起こりうる災害に備え、外部NPOとの連携方法について共有することを目的として開催されました。いわて連携復興センターは、平成29年度復興庁被災者支援コーディネート事業の一環として、今回の振り返り会の企画構成から参画させていただき、当日は進行などの役割を担わせていただきました。
当日は、これまで災害ボラセン運営に携わった久慈市役所、久慈市社会福祉協議会の関係者が集まり、他地域の災害時におけるNPOとの連携事例を踏まえながら、これまでの災害ボラセン運営を振り返りました。特に、地域の課題を今後NPOとどのように連携し解決につなげるかというテーマにおいて、参加者間で積極的な意見交換が行われました。災害時の緊急対応を円滑に進行するため、平時から学びや関係構築などの「備え」が重要視される中、久慈市のこうした取り組みは次の災害に結びつく有効な機会と捉えています。
私どもいわて連携復興センターは、引き続き岩手県内の防災に対する取り組みを継続して参りたいと考えております。
8月26日に平成29年度総合防災訓練に参加しました。これは、毎年岩手県が開催しているもので、毎回各市町村での持ち回り開催で今回は盛岡市での開催となりました(主催:岩手県、盛岡市等)。訓練参加者は100弱の機関と約1万人にのぼる大規模なもので、県内数か所で同時に開催されます。
いわて連携復興センターは、その中でも、盛岡市社会福祉協議会さんが主催する、災害VC(ボランティアセンター)設置運営訓練に、岩手県社協さんのお声がけで参加させて頂きました。昨年の台風10号による豪雨災害において、内陸を拠点にする復興支援団体で、先行的にいわてNPO災害支援ネットワーク(INDS)を立ち上げました。東日本大震災での教訓から、行政だけ、社協だけ、NPOだけではなく、それぞれが得意領域や、資源を生かして活動していく事を目指し設立されたネットワーク体です。ここでの経験もあり、今後の為にと参加させて頂きました。
今回は災害VCのノウハウのある、NPO法人遠野まごころネットさんや、これまでの災害VCでの経験のある県内市町村社協さんのメンバーなどが、ボランティア役として参加しました。盛岡市社協さんは毎年訓練されているという事もあり、スムーズな運営でした。また、地元の高校生もボランティア役として参加するなど、地域への波及効果も大きいと感じました。今後もNPOができる役割の中で、こうした訓練などにも積極的に関わらせて頂ければと思います。
いわて連携復興センターも共催しております「第14回 現地会議in岩手」のご案内です。
ぜひ皆さまのご参加をお待ちしております。
第14回 現地会議 in 岩手
-いま、このまちで、 子どもたちに何を伝えるべきか-
【日時】
2017年9月7日(木)14:00-17:00(予定)※開場13:30
【会場】
陸前高田市コミュニティホール 大会議室
(岩手県陸前高田市高田町字栃ヶ沢210番地3)
【開催目的】
今、このまちの子どもたちに何を伝えていくべきか。 その想いについて語ってもらい、その後参加者を交えて議論を深めて行きます。
【登壇者(順不同)】
長谷川順一氏 (株)長谷川建設 代表取締役社長
新沼真弓氏 防災士 / 乾燥フルーツCome Come代表
鈴木匠氏 NPO法人 釜石東部漁協管内復興市民会議 理事・事務局長
上野拓也氏 (一社)おらが大槌夢広場 副代表理事
舟田春樹氏 オフィス・ふなだ
花坂雄大氏 花坂印刷工業(株)専務取締役 / NPO法人みやっこベース理事長
【共同主催】
NPO法人いわて連携復興センター / 東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)
【協力】
NPO法人 陸前高田まちづくり協働センター
大船渡市市民活動支援センター
NPO法人 アットマークリアスNPOサポートセンター
【参加いただきたい方々】
地域の将来に対して課題を感じ、地域づくりに取り組みたい人
【参加方法】
申込フォームからお申込みください(※おひとりずつお申込みください)。
http://www.jpn-civil.net/2014/contact/genchi_kaigi_iwate/
本会は「『しんきんの絆』復興応援プロジェクト」第5回助成を受けて実施いたします
7月29日、山田町陸中海岸青少年の家にて開催された、特定非営利活動法人 エムジョイ様主催のサマーキャンプを取材に伺いました。
※初日(29日)の活動を取材させていただきました。2日目以降の内容につきましては、エムジョイ関口様の報告をもとにしております。
今年の
サマーキャンプは7月29日~31日の以下の日程で行われました。
29日【テント設営】【野外炊事】
30日【野外活動】【スラックライン体験会】【火おこし体験】【バーベキュー】【キャンプファイヤー】
31日 【ラジオ体操】【前日の野外炊事のあと片付け】【清掃活動】サマーキャンプ終了。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
協力:
宮古水産高校インターアクトクラブ、ケイエム企画、北上フォルダ講師陣、岩手県北観光、独立行政法人国立青少年教育振興機構(敬称略順不同)
■初日(29日)
参加された小学生の皆さんたちは、
まずは野菜や、肉を切る作業から始め、(おうちでやったことある子から未経験者まで、包丁&ピーラーを器用に使い)調理準備を進めました。
火おこし班も手際よく協力して準備を進めました。鍋が焦げないように鍋の外側にクレンザーを塗り火にかけます。ぐつぐつ煮えてきたら、調理した具材を入れとじ蓋をしめます。・・・時折、あく取りをして煮え切ったところで火を弱めルーを投入しました。すると、あたり一面、おいしそうな香りに包まれます。 更に待つこと数分・・みんな大好きトロトロのカレーライスの完成し、食事会となりました。
「すごく美味しい!!」と一同おかわりが進む進む!!(笑)
お腹が満たされたあとはお片付けをして、その後ザブンとお風呂に入り、・・夜も皆さん元気いっぱいでした!
・参加した小学生達へのインタビューより。
「このサマーキャンプにはどれくらい参加していますか?」
「今回で4回目です。」
「何が楽しいですか?」
「みんなで一緒に料理を作ったり、食べたり、遊んだりキャンプファイヤーしたりが楽しいです」
「一番好きな料理は何ですか?」
「カレーライスです。」
「今日作るカレーと、家でお母さんが作るカレーとどっちが好きですか?」
「両方!!」
とのことでした。
■2日目、
恒例のアニマルハンティングや、体育館でのスラックライン体験会、そして、火おこし体験会に共同作業での焼肉・バーベキュー大会と盛りだくさん。さらに、男の子も女の子も、セミ撮り&セミ鑑賞に夢中となり、締めくくりにキャンプファイヤーを行ったとのことです。
■3日目、
ラジオ体操を行った後、前日の野外炊事のあと片付けと清掃活動をして、テント撤収し完了とのことです。
■エムジョイ様のHP
http://m-joy385.com/
・エムジョイ様は、地域の子どもたちに運動の場を提供するだけではなく、幅広い世代に活力ある心と体の健康づくりを身近に感じてもらえるよう、それぞれの地域や対象年齢に合わせたスポーツ教室、文化活動等の総合的な事業に取り組んでいらっしゃいます。
■エムジョイ関口様からのメッセージです。
↓
この度はエムジョイサマーキャンプ開催にご協力いただきありがとうございました。
ご参加頂いたみなさま、いつもとは違う環境に身を置き、自然の中でおっかなびっくり色々チャレンジ、たくさんのご経験をつまれていた様子でした。このような小さな体験の一つ一つがお子様の良い思い出になり今後の自信につながっていく事を願っております。最後の最後まで全員が頑張っていたこと、また無事大きい事故もなく終えた事にスタッフ一同感謝申し上げます。今後も様々な企画をしてまいりますので引き続きよろしくお願い致します。
陸前高田市内において、東日本大震災により持ち主がわからなくなった写真や物品(賞状や木像、スポーツ用品など…)の返却を行なっている「陸前高田市思い出の品」さんを訪問しました。
これまで、陸前高田市内にある鳴石会場や仮設住宅・公営住宅の集会所、コミュニティセンター、岩手県内陸で行ってきた「思い出の品返却会」ですが、今年度は仙台市と東京都での返却会を初めて実施することになったそうです。
【仙台・東京】
仙台市:8/5(土)、11/5(日)
東京都:8/18(金)~8/21(月)、9/1(金)~9/4(月)
【岩手県内陸】
盛岡市:8/26(土)、10/9(月・祝)、11/12(日)
花巻市:10/7(土)
北上市:8/8(火)、11/18(土)
一関市:10/14(土)
※時間や場所などの詳細は陸前高田市HPをご覧ください。
http://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/shisei/kakuka-oshirase/kikaku/omoidenosina/omoidenosina.html
室内にある写真、物品のすべてがデータ化されており、写真に写っているパソコンで探すことができます。
もちろん、直接手に取り確認することもできますが、大きな画面のパソコンで探す方が早くたくさんのものを確認することが出来るそうです。
現物の写真は、番号が振られているのはもちろんのこと、集合写真は「成人式」「結婚式」「中学生」などカテゴリーごとにわかりやすくまとめられていて、現在わかっている範囲になりますが、お名前検索もできます。
写真の他にも、様々な物品が保管されていました。
ご位牌、木像、ボール、トロフィー・盾、賞状、卒業証書、掛け軸、ボール等のスポーツ用品、ランドセル等々…
陸前高田市より委託を受けているこの取り組み(震災拾得物等返還促進事業)は、
平成29年11月末(返還については11月22日まで)で終了します。
写真は約7万枚、物品は2千点以上保管されています。
最後に、陸前高田市思い出の品 代表の秋山さんからのメッセージです。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
思い出の品返却会は、全ての会場において、高田に縁がある方であればどなたでも来場・閲覧していただくことができます。
陸前高田市から避難なさった方はもちろんのこと、高田ご出身の方、ご親戚の方など陸前高田にゆかりのある方はぜひ探しにいらしてください。
また、遠方でもご友人に陸前高田市ご出身の方がいらしたら、ぜひこの情報をお伝えください。盛岡での返却会には、神奈川県からいらしてくださった方がいらっしゃいました。なお、たくさん写真は、根気よく探して頂ければ、きっと見つけていただけるものと思いますので、ぜひこの機会をご利用ください。
株式会社トレス様より災害ボランティア活動に使うビブスをご寄贈いただきました。
このビブスは6月25日、東京都で行われたチャリティランの参加費の一部で作成されたもので、いわて連携復興センターもビブス受入団体の一つになっていました。
今後の活動に役立たせて頂きます。大変有難うございました。
■チャリティランについてはこちら
【ご案内】6月25日 チャリティラン@シンボルプロムナード
この度の秋田県豪雨災害により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
下記、秋田県内におけるボランティアセンターの設置状況です。
横手市:7月25日より運営中 【横手市外の方も受け付けます】
横手市社会福祉協議会
http://www.yokote-shakyo.jp/
大仙市:7月26日9:00より運営中(28日から活動)【大仙市外の方も受け付けます】
大仙市社会福祉協議会
http://daisen-syakyo.net/
https://www.facebook.com/daisenvc/
仙北市:7月26日9:00より運営中 【秋田県内の方に限ります】
仙北市社会福祉協議会
http://senboku-syakyo.jp/
秋田市:ボランティアを募集しています 【秋田市内の方に限ります】
秋田市社会福祉協議会
http://www.akita-city-shakyo.jp/
なお、上記情報を取りまとめている秋田県社会福祉協議会のHPは下記となります。
http://www.akitakenshakyo.or.jp/
★ボランティア活動に参加される方は、事前に、お近くの社会福祉協議会で
保険の加入手続きを済ませると、ボランティアセンターでの受付がスムーズに
進みます。ご協力よろしくお願いします。
7月26日 いわて連携復興センター会議室にて、『第23回 内陸避難者支援ネットワーク会議』
を開催しました。
当日は、内陸避難者を支援する団体や機関等15名が参加しました。
会議前段では、国立大学法人岩手大学 三陸復興・地域創生推進機構地域コミュニティ再建支援班 特任研究員 船戸義和 氏より、『沿岸でのコミュニティ形成支援の取り組み』について情報提供頂きました。
今後、岩手県内陸部にも災害公営住宅が12市町村(291戸)建設されるのに伴い、内陸避難者支援を行っている機関・団体が、コミュニティ形成支援についての課題の共有と、
沿岸での取り組みを参考に、今後の見通しを、参加者がイメージ(もしくは自分事化)出来る機会になったと思います。
船戸氏からの情報提供後の質疑応答では、活発な意見交換がなされました。
その一つに「いつから何を始めればいいか」という質問に対しては、「地域の情報は違えど、まずは、支援者間で集まり、お互いの役割を確認・共有して、方向性を認識合わせすることが大切」とのお話がありました。
今後も定期的に会議を開催し、地域を超えた支援者間の情報共有の場を創出してきたいと思います。
7月14日(金)にサンセール盛岡で開催された「地域おこし協力隊・復興支援等研修会」に参加してきました。
この研修会は、地域おこし協力隊や復興支援員等、地方に移住し地域コミュニティ活動を行なう方々が、地域と連携した活動を行うための事例を学ぶものであり、また、受入側の団体・市町村等においては受け入れ・サポート体制について考える場となりました。
復興支援員や地域おこし協力隊、集落支援員などの人材育成や地域サポート人ネットワーク全国協議会の設立にご尽力された稲垣文彦氏(公益社団法人中越災安全推進機構)より、にいがたイナカレッジの事例を基に「地域おこし協力隊・復興支援員と地域のマッチングのために」というテーマで講演がありました。
続いて、花巻市と雫石町の地域おこし協力隊からの活動事例の発表を受け、
現役のいわて復興応援隊やOBの方を交えたパネルディスカッションがありました。
着任前と着任後で感じたギャップや地域の受け入れ体制など、活動を通じて気づいたことや考えていることなどが話されました。
岩手県内各地から地域おこし協力隊や復興支援員の方々、受入自治体職員の方々など多くの参加がありました。受入サポート体制の構築には、ネットワークづくりや導入目的を明確にすること、自治体間の連携が必要であるとの事でしたが、いわて連携復興センターとしても、地域を超えた広域の連携やネットワークを活かした地域活動をサポートしていきたいと思います。
この度の九州北部 豪雨災害により被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
今後、想定される現地のボランティア活動や各種支援情報が出てまいりましたら、
いわて連携復興センターのホームページ上でも随時掲載してまいります。
現地の天候はまだまだ不安定です。
身の安全を第一にどうぞお気をつけてお過ごしください。
特定非営利活動法人いわて連携復興センター
代表理事 鹿野順一
【参考URL】
■特定非営利活動法人(認定NPO法人) ジャパン・プラットフォーム
http://www.japanplatform.org/info/2017/07/061126.html
■全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
http://jvoad.jp/
6月16日(金)に盛岡市のアイーナにて開催された「准認定ファンドレイザー必修研修」に参加しました。
*開催概要はこちら→http://www.ifc.jp/news/notice/entry-2064.html
「ファンドレイザー」は、NPOや公益法人のファンドレイジングの底上げに寄与することはもちろんのこと、ファンドレイジングのプロセスを通じて、支援者一人ひとりが社会課題解決に参加し、達成感を生み出すことを目的としています。
今回の「准認定ファンドレイザー必修研修」では、ファンドレイジングの知識を体系的にまとめたテキストを用いて、 組織の成長戦略、寄付・会費・助成金を得るための戦略や基本スキル等を学びました。
前半では、浅井 美絵氏(認定ファンドレイザー/トレーナー)よりファンドレイジングの概論とファンドレイジング実践の体系と基盤(戦略的考え方、共感メッセージ力の強化等)についてお話し頂き、
中盤では、脇坂 誠也氏(NPO会計税務専門家ネットワーク 理事長/准認定ファンドレイザー)よりNPO等の税制の概要やNPO会計について、
後半では、山崎 庸貴氏より(一般社団法人ふくしま連携復興センター 理事、特定非営利活動法人みんぷく/認定ファンドレイザー/東北チャプター共同代表)ファンドレイジングの個別スキルとして寄付・会員・助成金・補助金などのメニューについて、中でも様々寄付プログラムについてのお話しや重要なキーワードの整理を説明頂きました。
被災地の課題解決を担うNPO等は、社会的課題を効果的に解決するためにも、今後、戦略的にファンドレイジングをしていくことが必要になってきます。
その過程の一つに準認定ファンドレイザーまたは認定ファンドレイザー資格試験の受験があります。
この機会にファンドレイジングの体系的な学びの場として、是非ご活用ください。
【第12回准認定ファンドレイザー試験】
日時:2017年12月3日(日)
着席時間:13時20分
開始時間:13時30分
試験時間:60分
(※試験終了後、解答用紙の回収などがありますので、会場からの退出は15:00頃になります。)
試験費用:5400円(税込)
東京、札幌、仙台、東京、名古屋、大阪で開催
申込:2017年10月3日~11月6日(試験申込の為のマイページ登録は11月2日まで)
いわて連携復興センターでは、今回の学びを踏まえて、引き続きNPOによる持続的な復興支援のために必要なお手伝いをさせていただきます。