陸前高田市の復興支援団体である一般社団法人SAVETAKATAさんでは、
この度7号目となる「陸前高田市復幸マップ」を発行されました。
このマップは震災後、市内の店舗がさまざまな場所で再開する中、どこにどの店があるかわからない、
という地域ニーズにこたえる形で発行されてきたものです。
今回は冊子型となり飲食店などのクーポン券も付けたほか、電話番号や営業時間、定休日なども網羅し、
一層内容が濃くなりました。今後の復興していくまちのアーカイブにもなるマップは、
市内外から多くの人に活用されています。
東北、東日本大震災の被災地には多くの課題が複雑に絡み合っています。
そのような課題をいかにアプローチできるか、NPOとしても何が果たせるか等の
ヒントとなるのが復興庁がまとめた「新しい東北」です。
この「新しい東北」の創造に向けた説明会をいわて連携復興センター主催で、
去る7月29日に開催をさせていただきました。
当日は多くの行政関係者、NPO等関係者に参加を頂き、復興庁参事官海堀氏より、
『新しい東北」の創造に向けて中間とりまとめ』と『「新しい東北」先導モデル事業』について、
ご説明をいただきました。
被災地で活動する団体・行政・企業にとって、今何が東北に必要とされているのか、
どのようなことができるのかを共有し、今後の支援策を考えるいい機会となりまました。
『「新しい東北」の創造に向けて中間とりまとめ』の詳細は下記をご覧ください。
http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat7/sub-cat7-2/20130606195401.html
『「新しい東北」先導モデル事業』の詳細については下記をご覧ください。
http://www.reconstruction.go.jp/topics/main-cat9/sub-cat9-1/20130723093423.html
7月31日 仙台市のみやぎNPOプラザにて「今年こそ取得!認定・仮認定NPO講座(第1回)」
に参加してきました。
講師 NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会 関口 宏聡氏
NPO法人地星社 布田 剛氏
この講座は、認定NPO法人制度の成立、改正を進めてきた
NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会さんと、
宮城県でNPO支援を展開しているNPO法人地星社さんが
制度の開設&個別相談に応じるという内容でした。
当日は、講師より制度の概要とメリット・デメリットなどの基礎的な内容に加え、
パブリック・サポート・テスト(PST)判定の前に整理しておきたい「認定・仮認定」
共通に求められる基準と対策を、重点的に分かりやすく解説していただきました。
随時質問も可能であり、疑問点も速やかに解消できました。
今後の支援活動や、NPO法人の「認定・仮認定化」等へ活かしていきたいと思います。
本当にありがとうございました。
※認定NPO法人になると税制優遇をはじめ社会的信頼性が高まるなど様々なメリットがあります。
2012年4月改正NPO法が新たに施行され認定基準が大幅に緩和されています。
そして、認定・仮認定NPO法人の数は、NPO法人全体の約1%にまで増加しています。
<参考>
内閣府HP
https://www.npo-homepage.go.jp/portalsite/ninteisu_shokatsuchobetsu.html
7月27日~28日、福島県白河市「白河関の里」にてNPO育成強化プロジェクト第2回全体合宿が
行われました。(主催:特定非営利活動法人 日本NPOセンター 協力:特定非営利活動法人
ワールド・ビジョン・ジャパン ※いわて連携復興センターで、このプロジェクトの岩手事務局
として参画しております)
市民活動団体(NPO)育成・強化プロジェクトは、昨年から復興支援活動に携わるNPOのリーダー
育成を目指し実施しているもので、昨年5月より実施の集合研修「15の力」、そして9月からの
メンターサポート等取り組んでまいりましたが、この全体合宿では、岩手、宮城、福島の3県のメンバー、
全国からメンターの皆様、約70名のこのプログラムの締めくくりとなる全体合宿となりました。
合宿では、これまでのふりかえりとし、各県の代表の方よりこのプロジェクトで取り組んだ実践事例
を紹介いただいたり、グループディスカッションではメンバー同士の変化や成長、課題や悩みの解決
プロセスを分析しました。
2日目のプログラムでは、「被災地のNPOのコマーシャルをつくろう」と題し、被災地にはまだまだ
支援が必要だが、全国的には徐々に忘れられ始めている事への発信として、メンバーが一丸となって、
1分間CMを作り発表しあいました。全員が審査員となり、投票で賞を決めました。
今回の全体合宿では、地域や県域を超えたネットワークがさらに強化され、メンバー自身や、メンバーが
所属する組織の変化・成長について客観的に見つめる機会となりました。
このプロジェクトで学んだ事や、このネットワークを活かした様々な取り組みが沿岸被災地の復興に寄与
していくことを心より願っています。
釜石市では現在、NPO法人 @リアスNPOサポートセンターさん主催による
釜石地域まちづくり連絡会議が行われています。
こちらは、釜石地域で復興支援活動をされている関係機関や団体の方々の
意見・情報交換の場をして5月より開催されており、
先日の7月30日に、その第4回目が行われました。
毎回多数の団体が参加されており、
釜石地域やそこで活動する団体の課題やその解決策などの
活発な議論が行われています。
今後は、毎月第2・第4木曜日の14時より16時まで、
只越町の「みんなの家・かだって」にて定期的に
開催される予定とのことです。
※祝日等が重なる場合は臨機応変に変更。
特に釜石・大槌地区で支援活動されていらっしゃる関係機関や団体の方々は
意見・情報交換の場、また連携の場としても是非ご参加ください。
7月27日と28日の2日間、
大槌町の安渡地区に設置された特設ステージにて、
「第1回 おおつちありがとうロックフェスティバル 2013」が
開催されました。
昨年の「第0回」に引き続き、
大槌町民の「ありがとう」を世界に発信するため、
また、大槌町民自身を勇気づけるために、
今年も開催されました。
1日目は雨に見舞われ、その中で決行されましたが、
徐々に雨足が強くなり、雷も伴い、大雨警報が発令されたところで、
安全面に配慮し、途中で中止を余儀なくされました。
2日目は天気予報に反して青空が広がり、
県内外からの参加者や出店者、またアーティストにより、
大いに盛り上がりました。
このイベントを「町のお祭り」、「大槌の風物詩」
としていきたいという主催者側の想いが現実になっていくよう、
来年も是非開催していただきたいです。
7月25日、盛岡市のしぇあハート村にて、
絆デザイン魅力創出事業/もちおかクリエイティブ・ラボ説明会が
行われました。
こちらは、NPO法人 遠野まごころネットさんが、
緊急雇用創出事業として「絆デザイン・魅力創出事業」を
受託されたことに伴うもので、そちらをこれから推進してゆくにあたり、
開催されたものです。
この事業は、岩手県沿岸被災地の商品や地域活動に対して
デザインやプロモーション活動の支援を行う事業とのことです。
「岩手の魅力を首都圏でアピールできる岩手ならではの商品」を開拓し、
外部のデザイナーやコンサルタント等の知見も取り入れながら洗練化をはかり、
東京での見本市で公開することで具体的な販路拡大をはかり、
さらには地域振興と被災地復興につなげることを目的とされています。
また、それに関連した情報交換の場を
「もりおかクリエイティブ・ラボ」と称し、
デザインやプロモーション活動、ものづくりや
ビジネスアイディアの創出などによって、
復興応援や岩手県内の地域興しのアイディアが
洗練されてゆく「場づくり」を行っていくお考えでいらっしゃいます。
この対象商品の公募を近日中に行うとのことですので、
ご興味のある方は下記HPをご覧ください。
http://tonomagokoro.net/archives/46244
「集まる場がない」というのは被災地各地で聞かれる声です。
旧来の公民館やコミュニティスペースが震災の影響でなくなってしまった地域が多く、
「集まる場」が求められています。
大船渡市崎浜(さきはま)地区では、住民が主体となりNPO法人いわて地域づくり支援センターさんの
支援のもと、地域住民が集い自由に活用できる場として、『浜らいん』が建てられました。
漁業者が集い会議をしたり、若者がバーベキューをしたりとさまざまに使われています。
各地でこのような場が求められていると感じました。
復興に向けてさまざまな団体や個人が取り組んでいる中、以前地域からは「どこまで復興が進んでいるのか、
これからどうなっていくのかが見えない」という意見が多いのも事実です。
そんななか大船渡では「おらほのまちの復興はどこまですすんだか?!」と題して、
復興・共生フォーラムin大船渡が大船渡共生まちづくりの会及び
公益財団法人さわやか福祉財団主催のもと開催されました。
さまざまな切り口から復興の度合いを確かめながら、今いる位置を共有し、
今後期待される将来像を目指して活発な議論が交わされました。
会場からも、少しずつながら確実に復興しているとの声が寄せられました。
いわて連携復興センターでは、昨年度NPO・NGO等が使える政府予算に関する
情報提供・説明会を開催させていただきました。
今回は復興推進委員会で議論されてきた「新しい東北」の創造に向けた
中間とりまとめの報告とそれを踏まえたモデル事業の公募についての説明会を
復興庁の方をお招きして開催します。
今年度および次年度以降ののみなさまの支援活動にお役立ていただければ幸いです。
参加をご希望の方は、添付の申込用紙に必要事項をご記入の上、
7月25日までにいわて連携復興センターまでお送り下さい。
みなさまのご参加をお待ちしております。(以下転載OK)
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「新しい東北」の創造に向けた説明会 in 岩手県釜石市
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復興推進委員会で議論されてきた「新しい東北」の創造に向けた
中間とりまとめの報告とそれを踏まえたモデル事業の
公募についての説明会を復興庁の方をお招きして開催します。
今年度および次年度以降ののみなさまの支援活動にお役立ていただければ幸いで
す。みなさまのご参加をお待ちしております。
■開催日時:7月29日(月)13:00~15:00
13:00~14:00
-「新しい東北」の創造に向けて中間とりまとめ説明会
14:00~15:00
-質疑応答、モデル事業の形成に向けた意見交換会
■開催場所:岩手県沿岸広域振興局 大会議室
(岩手県釜石市新町6-50)
■開催概要
〇「新しい東北」の創造に向けて(復興推進委員会中間とりまとめについて)
・「新しい東北」先導モデル事業
・復興人材プラットフォーム構築事業
・投資促進プラットフォーム事業
◇情報提供者(予定):復興庁 海堀参事官
■対象
岩手県で活動しているボランティア団体・住民グループのみなさま
復興支援に取り組んでいる団体・企業等のご担当者様
NPO等と協働で事業を実施、または今後検討されている行政のご担当者様
■主催:いわて連携復興センター(担当:瀬川)
平成25年7月17日 エスポワールいわて(盛岡市)にて行われた、平成25年度被災児童の
支援団体・機関連携交流会に参加しました。
この連携交流会は、平成23年度より開催し、今年で3年度目延べ5回目の開催になります。
震災から2年6か月が経過し、被災地の状況やニーズも変化してきた中で、現地の課題や
それぞれの団体の活動の方向性を共有し、機密な連携を図るために岩手県保健福祉部主催で開催しています。
当日は、被災児童の支援団体や関係機関など約65名(34団体)が参加されていました。
仮設から災害公営住宅や高台移転等で生活環境もニーズも変わり、それに伴う児童の心身の変化に
対応した心のケアが求められています。
児童を取り巻く家族や地域の支えだけでなく、支援団体間のより機密な連携や継続的活動が
求められていると感じました。
以前、当ホームページでも団体紹介させていただいた東日本大災害で被災した岩手県沿岸地域を中心に、
「学びの部屋」という学習支援活動を行っている一般社団法人子どものエンパワメントいわて(愛称 E-Patch)さんでは、この度、新しい取り組みとして「ママパパラインいわて」という電話相談を
開設されました。
これは、被災した子育て世代への傾聴電話相談として、気軽に何でも話せる子育て応援ダイヤルで、
大震災から2年が経過し、子どもや家族の為にずっと頑張ってきたママやパパのグチや不安な気持ちを
話して頂き、少しでも気持ちをラクにして頂きたいという趣旨で行われているものです。
せひご活用いただければと思います。
◆毎週木、土曜日 午前10時~午後2時
◆フリーダイヤル 0120-147-445
◆問い合わせ/一般社団法人子どものエンパワメントいわて→http://www.epatch.jp/
被災地において地域課題を解決するための新規性のある事業を行う「社会的企業」の起業や
「社会的企業」を担う人材の育成を支援することにより、東日本大震災からの復興に資する起業と
雇用を創造することを目的として、昨年度取り組まれた復興支援型地域社会雇用創造事業を活用し
団体設立されたそうです。
事業内容は、宮古地域において、被災者の生きがいづくり支援事業として、被災者への手仕事の
支援(商品制作事業)、手仕事による商品の販売(商品販売事業)、展示会、会合、
カルチャー教室等の利用(貸サロン事業)を行っているとのことでした。
また、商品の制作に必要な着物の支援募集と、販売にご協力してくださるお店やイベントも
募集しているとのことでしたので、皆様ご支援を宜しくお願いします。
【NPO法人 輝きの和】
〒027-0025 岩手県宮古市実田1-7-10
TEL・FAX 0193-77-3967
去る7月13日、14日岩手県住田町の種山高原にて、
「ケセンロックフェスティバル2013」が開催されました。
住田町も含まれる気仙(ケセン)地方で開催されるため、その名がついており、
この地域の夏の風物詩のひとつとなっています。
夏は音楽フェスの季節ですが、このフェスは、フェスを愛する地元の住民が結集し、
地元有志というかたちでひとつひとつ手作りのもと開催しております。
そのアットホームなスタイルが全国的にも好評価を受けて、県外からも多くの方々が訪れています。
地域の若手が、地元を盛り上げるために立ち上がりカタチにしていく姿がそこにはあり、
さまざまな面で素晴らしいイベントになっていると感じました。
特定非営利活動法人くらしのサポーターズが運営する「あすからのくらし相談室・宮古」
(あすくら・宮古)で、6月24日宮古市内にて 「社会貢献で会社も地域もよくするセミナー」
が開催されました。
このセミナーは当法人も共催しているNPO育成強化プロジェクトの一環で行われ、
企業・NPO・市民が一体となり、互いに協力してできる地域活動を考えることを目的として開催されました。
講演には企業や地域の方より60名程のご参加をいただき、栃木県で若者の学習や就労支援
をしている一般社団法人栃木若年者支援機構理事長 中野謙作氏より「若者を地域で育て
る!」と題する基調講演を行いました。
若者を取り巻く社会背景。そして、若者×しごと=会社も地域もよくする実践例をお話い
ただきました。
第2部として認定特定非営利活動法人日本NPOセンター統括部門長の新田英理子氏を講師に
「会社が出来る社会貢献で地域をよくする!」とのテーマでワークショップを行いました。
初めに「NPOと企業の協働」事例をご紹介いただき、自分たちで出来る社会貢献を考えました。
グループ毎に「自分の町の、自分たちで解決したいと考えている身近な課題」を挙げ、
その課題に自分たちで出来る取組みを発表し合いました。
「あすくら・宮古」では、当事者に寄り添って、その人が抱えるくらしの困りごとや
問題などを一緒になって解決をめざしていくところです。
今回のセミナーでは、沢山の地域の方、企業の方に参加いただき、こうした交流を通じて
より良い暮らしや地域づくりをみんなで一緒に考える機会となったと思います。
これまでも、これからも岩手では県外から多くの人が訪れることを望む声がよくきかれます。
一方で泊まる場所がない、との声もあげられます。そんな中陸前高田市矢作町の旧矢作小校舎を改修した
市の簡易宿泊所である「二又復興交流センター」が開所しました。
運営は陸前高田のNPO法人P@CTさん。「交流人口を増やし、
多くの人が陸前高田により関わりやすくなるように」との思いから、
これまで日帰りで訪れていたボランティアや観光客を受け入れ、新たな交流拠点となることを
目指し担われています。
ボランティア等の震災復興支援や、観光・帰省の際などに是非ご活用いただけばと思います。
詳しくは、P@CTさんのホーム―ページをご覧ください。
P@CTさんのホーム―ページはこちら
http://pact-rt311.org/
二又復興交流センター宿泊フォームはこちら
http://pact-rt311.org/hutamata/yoyakukyakushitsu/
各方面で告知させていただいていた東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)主催の
第7回現地会議in岩手が7月9日、岩手県遠野市にて開催されました。
いわて連携復興センターでは共催として参画させていただきました。
当日は110団体、132名の方々にご参加いただきました、皆様のご協力に心より感謝申し上げます。
サブタイトルを「今を伝え、これからを考える」とし、被災地や支援団体の現状と課題に迫りました。
なお、プロボノやクラウドファンディングの事例を取り上げ、積極的な活用事例を紹介しました。
多くの団体が抱える「人材」と「資金」という課題は、いかに組織の見える化をなし、
いかにそのための仕組みを活用していくかがポイントであり、2年以上経って見えにくくなった被災地を、
再度「わかりやすく」発信していく必要性があると感じられました。
多くの方々のご協力のもと第7回現地会議in岩手を成功させることができました。
本当にありがとうございます。ここで出された課題や、今後の展望をもとに、
いわて連携復興センターとしても引き続き復興に向かって取り組んでいきたいと思います。