HOME > 研修実施 > JCNツアーin東北「答えは、東北にある。」(報告)

研修実施

2/28~3/2の2泊3日で、JCNツアーin東北「答えは、東北にある。」が行なわれました
これは、東北の今を現場で学び、感じ、東北へそして自分たちの地域で何ができるのかを考える機会ということで、岩手、宮城、福島の3県の団体との対話、そして現場を視察するツアーです。
2/28:第1日目@岩手
3/1:第2日目@宮城
3/2:第3日目@福島
という流れで、地域で活動されている団体との対話と視察を行ないました。
いわて連携復興センターは、東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)と協働し、岩手担当として今回のツアーに参加しています。今回は、第1日目岩手県での内容をご報告いたします。

復興支援等で関わっている企業やNPO関係者、岩手県内から参加者が集まりました。
北上駅を出発し、釜石市の「一般社団法人三陸駒舎(さんりくこましゃ)」さんへ。
三陸駒舎さんは、釜石市の橋野地域で馬を通じた子ども達の心のケアなどの活動を展開しています。

地域の方々お手製の昼食を頂き、釜石の状況や三陸駒舎の活動についてお話しを伺いました。

次に、釜石の復興と国際化に向けて活動されている「NPO法人かまいしリンク」さんと合流し、建設中の釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)を視察しました。

スタジアムを後にし、「ラグビーカフェ釜石」にもお邪魔しました。
※「ラグビーカフェ釜石」は、RWCの誘致が決まった後、ラグビーの魅力を広く知ってもらうため、市民と行政が共同で運営を開始しました(ラグビーワールドカップ2019™釜石開催支援連絡会)。釜石駅に隣接する「シープラザ釜石」2階にあり誰でも気軽に利用できる交流スペースです。

その後、陸前高田市へ移動。
「若興人の家」にお邪魔し、「一般社団法人SAVE TAKATA」「NPO法人SET」のお二人から、お話しを頂きました。

一般社団法人SAVE TAKATAさんは、地域課題を解決するしくみ(手法・チーム)をつくることを目的とし、地域の持続性に挑戦する団体です。
NPO法人SETさんは、学生から社会人までが所属しており、陸前高田市広田町を拠点に、町の方々と共に「まちづくり」に挑戦している団体です。

今回のツアー(@岩手県)に参加した県外の企業さんや団体の方からは、
地域の為に活動している団体から直接話が聞けたことで、
「被災地が今、どんな状況なのかがわかった」「実際に岩手に来て、見ることができて良かった」などの声が聞かれました。

メディアを通じてではなかなかわからない生の声を聞き、復興の状況を自分の目で見る事は、きっかけや機会がないとなかなか難しいことだと思います。
今回がそのきっかけとなり、継続的に被災地へ関心を持つ、被災地を応援する、そして自分の地域で何ができるのか考える機会にしていただければ幸いです。
私たちも、岩手の復興やその先のまちづくりの活動について、もっと広く発信していき、人や地域、様々な資源をつなぎ、岩手の復興とその先に向けて活動していきたいと思っています。