11/21~22の1泊2日で、東日本大震災支援全国ネットワーク(JCN)主催のJCNツアー in 岩手が行われました。いわて連携復興センターは、JCN岩手担当としてツアー内容を企画し、当日もアテンドを担当しました。
「答えは東北にある!」と題し、岩手・宮城・福島でそれぞれ開催されるJCNツアー。現地で活動する団体や施設、震災遺構などを訪問し、団体との対話を通じて、現地のニーズや課題を知り、現地との関わり方を考える機会とすることを目的としています。
そして、今年の岩手ツアーのテーマは「3.11の経験をつなぎここに生きること。私たちができること。」です。今年度3回発行される「JCNレポート」や、秋に東京・名古屋・大阪で開催された「3.11の今がわかる会議」で岩手から紹介した(する)方々に会い、彼らの現場で話を聞くのが魅力のツアー!としました。
お天気に恵まれた2日間。大阪、愛知、東京、岐阜、福島、そして岩手県内からの参加者とOne Team!となって、沿岸で活動する団体や震災伝承施設などを訪問しました。
第1日目:大槌町&釜石
・NPO法人吉里吉里国
・大槌町文化交流センターおしゃっち震災伝承室
・NPO法人ワーカーズコープ大槌地域福祉事業所
・NPO法人アットマークリアスNPOサポートセンター
吉里吉里国では到着してすぐに薪割体験!みんなで黙々と作業した後に、代表の芳賀さんから震災後の想いや取組みなどを伺いました。
ワーカーズコープ大槌事務所が運営する、子どもから高齢者まで、さらに、障がいの有無に関わらず、多様な方々が互いに支え合いながら過ごす共生ホーム「ねまれや」では、子どもたちの歓迎を受け、所長の東梅さんも私たちも顔がほころびました。
アットマークリアスNPOサポートセンターの川原さんからは、被災地の今を記録する《復興カメラ》の取組みだけでなく、震災当日の動きや鵜住居防災センターの話も伺いました。
第2日目:釜石&陸前高田
・鵜住居(うのすまい)復興スタジアム
・いのちをつなぐ未来館
・東日本大震災津波伝承館 いわてTSUNAMIメモリアル
・認定NPO法人桜ライン311
鵜住居復興スタジアムでは、9月にラグビーW杯が行われたスタジアムを見学。同じく鵜住居地区に今年3月にオープンしたいのちをつなぐ未来館では、震災当時釜石東中学校3年生だったガイドの菊池さんから当時や現在までの復興の様子などを伺いました。
陸前高田では、9月にオープンしたばかりの岩手県の津波伝承館見学した後、桜ライン311の岡本さんと佐々木さんから植樹活動や地域への想いなど伺いました。
今回、様々な立場の方々にご参加いただいたことで、訪問先でのやりとりや懇親会なども含めてとても濃い2日間になりました。私たち、いわて連携復興センタースタッフも、改めて沿岸で活動するみなさんの根底に有る思いや未来に向けての意気込みを聞くことができました。
地域の課題は全国どこでも共通する部分もあります。「東北を支援する」だけではなく、今回見聞きしたことがそれぞれの地域で活かされていくこと、それにも期待したいです。
参加いただいたみなさん、ご協力いただいた団体のみなさんありがとうございました。