去る3月6日大船渡市リアスホールにて
いわて連携復興センターも共催しえおります
JCN主催「第11回現地会議in岩手」を開催致しました。
当日は、40名の方々にお集まりいただき、震災から丸4年が経とうとする今、
人材不足という深刻な課題に対する取り組みについて検討しました。
当日の模様をご報告させていただきます。
https://www.youtube.com/watch?v=TiEO88htvkg
https://www.youtube.com/watch?v=72OIJD_9OHI
皆様のご参加・ご協力に心より感謝申し上げます。
-以下、第11回現地会議in岩手 発言骨子抜粋-
※ほんの一部の抜粋となっており、こちらを読んだだけでは中身が伝わ
らないかと思います。ぜひ上記URLからアクセスの上、実際の映像をご
覧いただけますようお願い申し上げます。
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■冒頭挨拶/JCN代表世話人 栗田 暢之(くりた のぶゆき)
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今日は様々難航している課題がある中で、とくに若者が多く集まって頂き、
「人材不足」という課題を解消することをテーマに設定させて頂きました。
震災から4年目に入るにあたり日本全国がまさか復興にここまで時間がかか
るとは思わなかったというのが正直なところだと思います。わたくしも色々
な事業を実施する中で先日も岩手県の現場を訪問していたのですが移動しな
がら風光明媚な三陸の風景を見ながらそれに似つかぬアパートの様なマンショ
ンの様な住宅が並び、それが復興住宅と聞いた時に今年は阪神大震災から20
年という節目の年ですが、阪神ではビル(復興住宅)が沢山建ち、鉄の扉に
閉ざされて孤独死が沢山出るという状況が再現されなければ良いなと考えて
います。
11回目となる現地会議も会を重ねるごとにフェーズごとの課題も変わって
きており今回は地元の再生の課題の中で人不足、ノウハウ不足、資金不足な
どできれば色々な知恵を絞って頂き、課題の解決への糸口が1つでも見つか
れば良いと思います。
本日はどうぞよろしくお願い致します。
趣旨説明
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■JCN岩手駐在員 中野 圭(なかの けい)
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震災により前からある社会課題が膨らみ、その解決に挑まなければならない
ということで岩手では現地会議を開催しています。
その中でも今回は人口減少、人口流出、少子化高齢化による深刻な人材不足
に着目しました。
「そもそも何がどのように人材不足なのか」という部分を具体的に突き詰
めて考えなければいけないのではないかと思っており今日はそれを是非皆さ
んと話し合い、何がどの様に不足しているのか、何をすればその不足は解消
できるのかという点を考えていきたいと思っています。
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■NPO法人SET 三井 俊介(みつい しゅんすけ)
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「挑戦」と「感動」を地域に作り出すことで具体的に町の人たちの行動が変
わってきたと思います。
また、一人ひとりに寄り添っていくことが大事だと思います。何を不安に思
うか何をやりたいのかなど一人ひとりにあった形を見つけながらおこなって
いくことが大事だと思います。
あとは、来てくれた方は単なるお客さんではなく、仲間であり自分達のパー
トナーであるという認識にたって東京に行った時に集まる場所をつくり関わ
りやすい形をどんどんつくっていくことが大事だなと思います。
一番ぼくらが重要視しているのは、楽しくやること。まちづくりというと堅
苦しい頭の良い人たちがやるものというイメージがありますが、誰でも簡単
にできるものだし、やると楽しいものだということで、笑いあいながらこれ
までもやってきたし、これからもやっていきたいと思います。
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■からくわ丸 加藤 拓馬(かとう たくま)
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どのように人材を発掘して仲間を増やしていくか、考えてみました。
「からくわ丸の方程式」という名前を付けて持ってきてしまったのですが
”「キッカケづくり」=(女子大生+興味)x小さな成功体験+仲間”
ぼくはどうしてもよそ者なのでヨソモノの役割を良く考えるのですが、自
分達の役割は彼らの地元愛を見える化していくことなんではないかと考え
ました。
”ヨソモノの役割=地元愛の可視化(みえるか)”
唐桑の何が良いんだろうね?というところを見える化することがヨソモノ
の役割だと思っています。
その視点でもう一つの方程式がこちらです。
”ワカモノxヨソモノ=ジモトの可視化=ジモトの(魅力+課題)”
そしてさらに深めていくために必要なのは「自信」と「ワクワク」です。
つまり・・
”ワカモノの自信=
ジモトの(魅力発信+課題解決)xX=ジャ○プ的なワクワクする場”
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■丹波市 市議会議員 横田 親(よこた いたる)
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まずIターンの明確な役割は、「地元の再評価・再定義」だと思っていま
す。地元の人は元々そこにあったものなので客観的には見れない。
外の人はどういう部分が素晴らしいかをはっきりと言える。そのことは地
元の人に必ず刺さる。
イノベーター理論とUターン、Iターン、地元の役割を重ねて考えてみます。
よくあるのは「変人」が地元の「保守」層に怒られる。そこで大事なことは
イノベーターがアーリーアダプター以外に影響を及ぼそうとすることを「あ
きらめる」ということ。そこで、Iターンの変人が影響を与えやすいのが、I
ターンの「普通」の人とUターンの普通の人。しかし、Iターンの変人と地
元の変人には少し隔たりがあるが、Uターンの変人とIターンの変人は結構
仲が良かったりする。理由は、Uターンの人は地元では学力が高く大学に行っ
ているケースがほとんどで地元の変人は賢いと尊敬される。なので、Uターン
の変人が、Iターンの変人と地元の変人を取り持ってあげるとすっと仲良くな
ることがある。また、Uターンの変人の話を地元の「普通」と繋げられるのは
地元の「変人」。
今日言いたいことの大事な点は、Uターンの普通の人をいかに当事者として思っ
てもらえるかで地域が変わると思っています。
また、変化を起こせるのはヨソモノかもしれないけど、本当に動かせるのはUタ
ーン者、地元であることを意識してもらって動いてもらうことが重要。
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■挨拶 いわて連携復興センター 鹿野 順一(かの じゅんいち)
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皆さま、本日はお疲れ様でございました。第11回ということでございますが、
自分達の団体に役に立つワークが増えてきて良いなと思っています。今日ここ
にお集まりの方の中で元々地元の人間でずっと生まれてからそこに住んでます
よという人と、何かのきっかけで支援に来たらここに居ついちゃってるんです
よという人の比率がどのくらいなのかなと最初の事例を聞いていて思っていま
した。
関わる人を増やしていく、どういう人材が求められているかという風な話をテ
ーマと言った時にここに集められている人が求められている人材でしょ、こう
いう人たちを増やしていけば良いんだよねと実は思っていました。
なので、求められていた人材から他の人を求める側に立ったという状態が、僕
たちは仲間が増えたという感覚で、見ていて頼もしく思っています。今日はワ
ークの中に入ってものすごく楽しいお話をさせて頂いたので、自分のところに
も持って帰って棚卸をしてみたいなと考えました。
昔はヨソモノだったけどいまじゃここ地元の人間になっちゃいましたという人
がもっともっと増えていることを願って感謝のご挨拶にしたいと思います。ま
た次回もよろしくお願い致します。本日はありがとうございました。