県・市町村・企業・団体などの多様な主体が
一丸となって本格復興に取り組んでいく姿を強力に発信するとともに、
岩手にゆかりのある方々が集まる場を設け、
復興に向けた人的ネットワークの強化を図ることを目的とした
「いわて三陸復興フォーラム」が1月22・23日の2日間に渡り開催されました。
22日は報告会として、
5つの分野における意見交換等を盛岡市内及び大槌町の各会場にて、
23日は全体会として盛岡劇場にて行われました。
いわて連携復興センターは後援をさせていただいたと共に、
22日に行われた第4報告会「多様な主体との協働」におきましては、
パネルディスカッションにて事務局長がコーディネーターを務めさせていただきました。
その報告会では、認定NPO法人桜ライン311の岡本翔馬氏、
NPO法人みやっこベースの早川輝氏、NPO法人のんのりのだ物語の下向理奈氏が
それぞれご登壇され、団体設立の経緯や活動実績、今後の活動などのご紹介をいただき、
その後、この皆様とパネルディスカッションを行うというプログラムでございました。
そちらでは、テーマである「NPO法人として復興に携わっていく上での課題とその解決策」を
中心に議論を深め、「SNSなどでの情報発信を強化する必要がある」、
「若者とよそ者と住民が一緒になったまちづくりが必要」などの
若いパネラー陣ならでは活発な意見が飛び交いました。
翌日の全体会では、まず復興の取り組み状況を知事からご説明いただき、
次に東北大学の今村文彦教授より「東日本大震災での経験と教訓を伝える」をテーマにした
基調講演がございました。
その中では、「過去の災害を知ることで将来活かすべき防災を学ぶことができる」など、
過去の災害と向き合うことの重要性を強調されました。
その後に行われたパネルディスカッションは「岩手の未来予想図を描く」をテーマに、
沿岸地域の伝統行事や芸能などの分野で活躍をされている4名の方により行われました。
普段は関わりが少ない分野の方々からのお話は新鮮ではありましたが、
復興への思いは変わらないと感じ、総じてこれからの復興は、
前日に参加させていただいた報告会のタイトルでもある「多様な主体との協働」が
より必要になると改めて感じる2日間でした。