6月28日、宮城県仙台市のみやぎNPOプラザ 交流サロンで開かれた、
『NPO/NGOの組織基盤強化のためのワークショップ』に参加してきました。
(共催:パナソニック株式会社 認定NPO法人日本NPOセンター NPO法人杜の伝言板ゆるる)
この講座は、組織は事業を回してどんどん大きくなっていくものとして考えられがちですが、
実はその事業をまさしている組織そのものの基盤をしっかりと固めることを疎かにしているとが原因で、
事業運営に日々追われ自転車操業的な経営に陥り、なかなか持続可能な活動の発展に結びつかないケースが
多く見受けられることを受け、今回のワークショップでは、そんな事業ありきの状態から、
長期的視野で組織を発展させたいと考えている団体を対象としたプログラムでした。
またこれに合わせ、組織基盤の基盤強化を応援する「Panasonic NPOサポートファンド」の
2013年度募集説明も行われました。
初めに、日本NPOセンター代表理事 早瀬昇氏より「NPOの基盤強化とは」というタイトルで
基調講演が行われ、基盤強化の意味と意義についてお話をいたただ来ました。
その後、「Panasonic NPOサポートファンド」を活用し、
組織基盤強化に取り組んだ東京の「フレーパークせたがや」と仙台市の「アフタースクールぱるけ」の
事例が紹介されました。外部コンサルを導入し、団体を外部評価した事例など、とても参考になりました。
事例報告の後は「自分の組織における基盤強化の具体的な課題」を出し合い、
それらを可視化するワークショップが行われました。
ワークショップや全体をを通じて感じたことは、それぞれの団体課題に対して、
どうしてもその解決方法を考えがちだが、大切なのは、
その課題に至った現状分析をしっかりと行うことが必要だということです。
岩手県内の市民活動団体においても基盤強化の必要性は多くのところから聞こえてきます。
自分たちの団体の組織基盤も強化していきながら、今回教えていただいたことを、
地域で活動する団体へもお伝えしていけたらと思っています。